「パウスカート」という言葉をご存知でしょうか。パウスカートとは、フラダンスを踊るときに、ぜひ身につけたい衣装の1つです。ここでは、パウスカートの意味や決まり、そして自分オリジナルのパウスカートの作り方をご紹介します。
自分の好きな生地を選び、しっかりと採寸して作るパウスカートは、よりフラダンスを美しく見せてくれますよ。

フラダンスの必需品、パウスカートとは?

パウスカートは、フラダンスを踊る際に着用するスカートのことです。ハワイ語の「パウ」は、日本で言うスカートを意味します。一般的なパウスカートのウエスト部分にはゴムが入っており、たっぷりギャザーが入っています。
ギャザーが入っていることで、フラダンスの腰の動きがより美しく見えるという説もありますので、フラダンスを鑑賞する時には、ぜひパウスカートにも注目してみてください。

また、基本的にパウスカートの色や模様には決まりごとはありません。発表会など人前で踊る際には、曲によって衣装を合わせることもありますが、練習中は自由だと思って構いません。南国・ハワイの踊りということもあり、華やかな花柄やトロピカル模様、カラフルな色使いが多いですが、自分の好きな模様や色を選ぶと良いでしょう。

パウスカートには、決まりがある?

フラダンスのパウスカートに関するルールを2点お伝えしておきます。ただし、これは絶対に厳守しなければいけないものではありません。講師の先生によって考え方も変わります。そのため、あくまで基本の知識として覚えておいてください。

その1:パウスカートは、頭から着用する

フラダンスは、そもそも神々に対して敬意を払い、畏敬の念を伝えるための踊りであり、言葉の代わりの感情表現として大切にされてきた歴史があります。一般的なスカートは足から履くものですが、パウスカートの場合「足から履く=神々への冒涜」と考えられているため、頭からの着用が基本です。

その2:練習の成果が落ちるため、パウスカートは洗濯しない

「パウスカートを洗ってしまうと、練習の成果が落ちてしまう」として、パウスカートは洗濯しないようにするというルールも存在しています。これは、伝統的なフラダンスを守り続けている方に多い意見の1つです。
しかし、熱心に練習をすればするほど、パウスカートにも汗が染み込んでしまいます。衛生的な面にも配慮し、現在は、パウスカートを洗濯してレッスンに励む人が増加中です。

その3:パウスカートの丈の長さは70~75cm程度が目安

パウスカートを履く時は、ゴムの部分が腰に来るようにします。基本的には、身長に合わせて丈の長さを決めますが、70?75cmが一般的です。もし、背の高低によってパウスカートの長さに違和感を感じる場合は、スネが半分以上隠れるくらいの長さのものを選ぶと、見た目が美しくなります。

パウスカートは自分で作ることも可能!

パウスカートは自分で作ることも可能!

ここまで、パウスカートについての決まりごとをお伝えしてきました。模様や柄、生地など、パウスカートそのものについては厳密なルールがないことに気付かれた方も多いのではないかと思います。
そんなパウスカートですが、「既製品を購入する」というのが当たり前だと思っている方はいらっしゃいませんか?実は、パウスカートは自分で作ることも可能なのです。しかも、その作り方はとても簡単ですから、裁縫に自信がない方もご安心ください。
採寸から生地の選び方、そして実際の作り方まで、順を追ってご説明します。

その1:まずは生地選びを始めよう

生地選びのポイントは、薄手のものを選ぶことです。縫いにくいということもありますが、厚手の生地は実際にパウスカートを履いて踊る際にも「動きにくい」「かさばる」などのデメリットがあります。生地の色やデザインも大切ですが、自分が実際に着用した後の動きやすさも考えた上で、薄手の柔らかい生地を選びましょう。
生地は4ヤード(約3.6m)購入してください。同時に平ゴム(90cm×3本)、生地と同系色の糸を用意します。

その2:丈の長さを決めよう

パウスカートの基本的な長さは、70?75cmとお伝えしましたが、身長や年齢、好みによって自由に変更できるのが、パウスカートを自分で作る際の大きなメリットです。腰から希望の長さを計り、ゴムの分を2?3cm足すと、丈の長さが決まります。

その3:パウスカートを作ろう

パウスカート作りの基本的な流れは、次の通りです。

●生地を中表にし、端同士を縫い合わせる
●ゴムを入れる部分は縫わずにそのままにしておく
●折り込み部分は、ゴムを入れたい分だけ直線縫いをする(ゴム3本なら6周)
●ゴムを入れ、ゴムの端同士を結び、ギャザーを作る
●完成したら、履いてゴム部分を調整し出来上がり

手縫いでも可能ですが、ミシンがあるとよりスムーズに作業を進めることができます。難しい作業ではありませんので、根気強く取り組むことをおすすめします。

今回は、フラダンスの必須アイテムであるパウスカートの意味や決まりごと、そしてオリジナルのパウスカートの作り方についてお伝えしました。自分の好きな模様や色の生地から選択できるだけでなく、成長途中のお子さまなど身体の変化に合わせて、ぴったりの衣装ができるのは、手作りパウスカートならではと言えます。
作り方自体は、決して難しいものではありませんので、お子さまの長期休みなどに一緒に作ってみるのも面白いですね。自分で作ったパウスカートは、より一層愛着がわくものです。あなたも世界にひとつしかないオリジナルのパウスカートを身につけ、より楽しくフラダンスを踊ってみませんか?