タヒチアンダンスは、フラの原型ともいわれているポリネシアで生まれたダンスです。フラダンスと似ているステップもありますが、あくまでもフラダンスとは別物。腰を激しく左右に動かしたり、高速で回転させたりするなど、タヒチアンダンスにしかない動作もあります。

このページでは、タヒチアンダンスで使用される楽曲をご紹介いたします。

タヒチアンダンスは3種類に分けられる

タヒチアンダンスは、大きく分けて3種類のタイプがあります。タイプによって、使われる曲の雰囲気も異なるのが特徴です。

1つ目は「オテア」。もっともタヒチアンダンスらしい踊りです。使用する曲は、パーカッションやドラムのビートが特徴的といえるでしょう。メロディーラインはなく、打楽器のみで構成されています。テンポが速く、南国の雰囲気が感じられる躍動感がある音楽です。ダンサーは豪華な衣装を身にまとって踊ります。音楽に合わせて腰を激しく動かす、情熱的で華やかさが感じられるダンスです。

オテアの楽曲「Pate Matai」

メロディーラインがなく、打楽器演奏のみで構成されているオテアで使われる楽曲です。軽快でテンポの速いリズムが特徴的。リズムだけで作られている曲は独特の雰囲気ですが、繰り返される打楽器の音色が印象深く感じられるでしょう。

残りの2つは「アパリマ」と「アフロア」です。こちらは、両方とも歌つきの音楽を使うのが特徴です。アパリマはアップテンポ、アフロアはスローテンポの楽曲を使用します。ダンサーが身につける衣装もオテアとは異なり、パレオと呼ばれる腰布やドレスを身にまとって踊るダンスです。

アパリマで使われる音楽は軽快な雰囲気が特徴的でしょう。一方、スローテンポなアフロアは、ゆっくりとした歌に合わせて物語をダンスで表現します。女性的な雰囲気が感じられるダンスですね。

ここからは、「アパリマ」や「アフロア」で使われる歌付きの楽曲をご紹介いたします。ご紹介するのは有名アーティスト2人の楽曲です。

レゲエ×タヒチ音楽を作り出したボビーホルカム

1947年にハワイのオアフ島で生まれたボビーホルカムは、タヒチの人では知らない人はいないといわれるほどの有名人です。1976年からタヒチで暮らしはじめたボビーは、レゲエ音楽とタヒチ音楽を融合させた楽曲を数多く発表しています。

タヒチで暮らしはじめたあと、ボビーは自宅へ悩みを抱えた人を招き入れ、話を聞いていました。そんなボビーのやさしさは、タヒチの人たちの心をつかみ、現代にいたる人気の理由となったのです。

そんなボビーのやさしさや穏やかさは、多くの曲のなかから感じとることができるでしょう。

Porinetia

タヒチアンダンスに携わる人にとって、有名な楽曲のひとつです。冒頭、曲中で何度も「ポーリーネーシア」のフレーズが繰り返されるのが特徴的。小さな子どもでも踊りながら口ずさめるようなクセになる曲です。明るい気持ちにさせてくれるメロディー・リズムなので、楽しさを表したいときにぴったりですよ。

Orio

ゆったりとしたやさしいメロディーが魅力的な楽曲。きっと、ボビーのやさしさがじんわりと伝わってくるでしょう。南国の女性的な雰囲気を表現できる1曲です。

O’oe to’oe rima

こちらもOrioと同じく穏やかな雰囲気の曲です。やさしい雰囲気のなかに雄大さが感じられますよ。高音の歌声が響く間奏部分が印象的です。

E iti taurua

南国ムードを感じられる1曲。タヒチアンダンスを知らない人でも、つい音楽に合わせて体を動かしてしまいたくなる楽しげなリズム感が特徴的です。

タヒチの歌姫・サブリナ

タヒチの歌姫・サブリナ

サブリナはタヒチの歌姫と称されているアーティストです。おしゃれで大人っぽい雰囲気が感じられる曲が多く発表されています。

明るく楽しい曲調のものも、穏やかでゆったりした曲調のものも、サブリナの美しい歌声の力で、聴いていると心が落ち着いてくる楽曲ばかりです。

AROHA NO TAHITI

刻まれているリズムが心地良く、元気をもらえる曲です。しかし、激しい曲調ではなく歌声はムーディな雰囲気が心地良く響きます。リズムに体を揺らしたくなるのではないでしょうか。

TAPA’O

ゆったりとした落ち着きが感じられるメロディーが特徴的な楽曲です。楽器の音色に癒やされます。

PUROTU NO TE FA’A

穏やかな美しい歌声に浸れる楽曲です。歌のメロディーラインをしっかり感じ、女性的なやさしい雰囲気を表現できる曲でしょう。

H4

TAHITI FENUA HE’EURI
ウキウキワクワクさせてくれる軽快なリズムが楽しい楽曲です。ポップなかわいい雰囲気が魅力的ですよ。間奏部分の楽器演奏も明るく、つい体を動かしたくなってしまうのではないでしょうか。

PUA TEA RO’O NUI

リゾートホテルで耳にする機会がありそうな、ゆったりとした雰囲気の楽曲です。神秘的な雰囲気のダンスをするときによく使われています。

まとめ

「オテア」と「アパリマ」「アフロア」とで、楽曲の雰囲気ががらりと変わるのがタヒチアンダンスの魅力的な音楽です。印象に残りやすいのはメロディーラインがはっきりしている「アパリマ」「アフロア」の楽曲かもしれません。しかし、打楽器演奏のみの「オテア」の曲も力強さがあり、魅力を感じられるでしょう。

テーマパークやハワイアンショップ、リゾートホテルなどで耳にすることもあるタヒチの音楽。タヒチアンダンスが踊れなくても、思わず体を動かしたくなる魅力がたっぷり詰まっていますよ。