フラダンスといえば、色鮮やかでふわっとしたスカートを履いて踊っている姿を思い浮かべますよね。フラダンスを踊る時に着用するこのスカートのことを「パウ」と言います。「パウ」はハワイ語で「パーウー」となりますが、スカートという意味です。「パウ」だけでスカートという意味が成立しますが、日本では「パウスカート」と呼ぶことが多いですね。

パウは「被る」もの

フラダンスは元々神様に捧げる神聖な踊りとしてハワイの人々に継承されてきました。ですから、その際に身につけるパウも粗末に扱ってはいけません。パウは足から「履く」のではなく敬意を込めて頭からか被る(着る)のが正式な着方です。また、パウを洗濯してしまうとパウに宿っている精霊が流れ落ちてしまうので、「洗ってはいけない」という決まりもあります。他にも、パウを履いたままお手洗いに行かない、飲食をしないなどの決まりがありますが、お教室によって厳しい場合とそんなに気にしていない場合があります。

ゴムの段数によってパウの揺れ方が変わる

フラダンスは腰の動きが特徴的な踊りですが、パウスカートを履くことによってこの腰の動きを強調することができます。パウスカートはウエストの部分にゴムが入っていますが、ゴムの本数によってもスカートの揺れ方は変わってきます。ゴムの本数が少ないほど、パウは大きく揺れますが、踊っている最中にずり落ちてしまわないようにある程度腰に固定しておく必要もあります。日本ではゴムが3本や4本のものが人気ですね。ゴムが3本の場合はゆったりとした踊りに最適ですし、4本の場合はフィット感があるのである程度激しく動いても大丈夫です。
また、パウスカートはゴムの本数だけでなく、使用する生地の分量にも違いがあります。一般的には約3,6m(4ヤード)の生地を使いますが、3ヤードのもの、5ヤードのものもあります。使う生地の量が増えれば、その分ゆったりとした印象になります。
ゴムが何段か、生地を何ヤード使用しているかによって(例えば、4ヤードの3段ゴム、4ヤードの4段ゴム、3ヤードの3段ゴム、3ヤードの4段ゴム…など)揺れの印象は大きく変わります。
スカート丈に決まりはありませんが、60cm?80cmぐらいが普通です。自分の身長に合わせて選びましょう。
スカートにボリュームがあったほうが、上半身がほっそり見えるかも?なんて思うかもしれませんが、お教室によって指定されている場合もありますから確認してみましょう。みんなで動きを合わせるためには、スカートの仕様をあわせることも大事ですね。

パウの柄は可愛いだけじゃない!

パウの柄は可愛いだけじゃない!

パウスカートには様々な色や柄があり、どれも本当に可愛いですね。パウの柄は、可愛いというだけではなくそれぞれの柄に意味があります。

ハイビスカス柄

黄色のハイビスカスはハワイ州の州花です。ハイビスカスは日本でも南国の花というイメージが強いですよね。ハワイの人々はハイビスカスを非常に愛していて、神聖なものの象徴として使っています。花言葉は「繊細な美」です。

プルメリア柄

プルメリアは中南米産の花で19世紀頃ハワイに渡ってきましたが、ハイビスカスと並んで、ハワイを代表する花と言えるでしょう。ハワイでは、神が宿る花とされていて「気品」を意味します。

ティアレ柄

ティアレはタヒチの国花で、とてもよい香りのする花です。ティアレの花言葉は「わたしはとても幸せです」です。

モンステラ柄

モンステラは花ではなく、深い切れ込みが入った大きな葉っぱです。ハワイアンジュエリーなどにもよく使われているモチーフですね。花言葉は「うれしい便り」です。昔、ハワイの人々はこのモンステラの葉っぱにできた穴を覗くと未来が見えるといっていたそうですよ。

イリマ柄

イリマはオアフ島の島花で黄色の花です。ハイビスカスが州花に指定される以前はハワイの国花だったそうです。その昔はロイヤルフラワーとされており、王族以外は使用することができませんでした。「あなたを誇りに思う」という意味があります。

レフア柄

オヒアレフアと呼ぶこともあります。レフアはハワイの火山に咲く生命力の強い赤い花です。火の神であるペレに捧げられた特別な花です。

ホヌ柄

ホヌはウミガメのことです。ハワイの人々にとってウミガメは特別な存在で、幸福の象徴であり、海や家族の守り神として崇められてきました。今でもモチーフとして人気ですね。

他にも、タパ柄やカヒコ柄といったハワイの伝統的な装飾布の柄や幾何学模様をベースにした古典柄のシンプルなデザインも人気です。パカラ柄というチェックの柄のパウもあります。

お気に入りの1着をつくってみては?!

このように、パウスカートには様々な種類や柄があるので選ぶのに迷ってしまいますね。パウスカートはフラダンス用品店やネットでも購入することができますが、好きな生地や柄を選んで自分にぴったりの一着を作ることもできます。お教室によっては、スカートのタイプが指定されている場合もあるので何か決まりごとがないか先に確認しておくと安心ですよね。