タヒチアンダンスを習っている人やこれから始めたいと思っている人にとって、タヒチアンダンスがどこで生まれたのか、発祥地がどんな場所なのかは気になるところですよね。発祥地について理解を深めることで、これまでよりも踊りに込める気持ちが変わってくるかもしれません。
この記事では、タヒチアンダンス発祥の地である「タヒチ島」の、歴史や基本情報などをご紹介していきます。

タヒチ島の歴史

フランス領ポリネシアで最大の大きさを誇る島「タヒチ島」。タヒチ島は、北端のハワイ、東端のイースター島、南西端のニュージーランドからできる「ポリネシアン・トライアングル」の間に位置しています。タヒチには118の島々があり「南太平洋の楽園」といわれるほど美しい環境なんです。
3~4世紀頃に、タヒチの人の先祖であるモンゴロイドが東南アジアから南下し、ソシエテ諸島に移り住んだといわれています。
16世紀頃にヨーロッパ人がタヒチに訪れ、島の美しさをヨーロッパの人々に伝えていき、タヒチを訪れるヨーロッパ人が増えていったそうです。1880年にタヒチの国王によって主権譲渡が宣言され、フランスの植民地となりました。

タヒチ島は画家のポール・ゴーギャンも愛した島としても知られており、ゴーギャンがタヒチに訪れたのは1891年のこと。代表作でもある「タヒチの女」は同年に描かれています。
タヒチ島には、美しい海や自然豊かな環境が多くの人々を魅了してきた歴史がありますが、それは今でも変わりません。タヒチ島は世界各国から多くの観光客が訪れる、人気の観光リゾートとなっています。

タヒチ島の人口や面積、言語は?

タヒチ島の人口は17~18万人ほどといわれており、面積は1042 k㎡です。タヒチ島はひょうたんのような形で2つの島に分かれており、大きい島はタヒチ・ヌイ、小さい島はタヒチ・イチと呼ばれています。
首都はパペーテで、タヒチ島の中で最も大きな都市です。パペーテにはファアア国際空港があり、タヒチ島へ訪れる観光客の玄関口となっています。
言語はフランス語とタヒチ語ですが、観光地などでは英語を話せる人も増えているそうですよ。

日本からの距離はどれくらい?

日本からタヒチへ向かう場合、直行便で11時間ほどかかります。東京とタヒチの距離は約9,500kmです。タヒチは日本から遠く離れた場所にありますが、タヒチの伝統的なダンスが日本にも広まったというのは面白いですよね。

タヒチ島の気候は?

タヒチ島の年間平均気温は27℃ほどで、年間通して温かく、寒暖差はあまりありません。海水温度も高いため、いつでも海に入ることができるんです。
また、タヒチ島には乾季と雨季があり、乾季は3月~11月、雨季は12月~2月となっています。観光旅行者は乾季に増える傾向にありますが、ツアー価格が安い雨季をあえて狙って訪れる人も多いそうですよ。
雨季はタヒチ島の花々が咲き乱れ、トロピカルフルーツが熟す時期でもあるので、南国を思いっきり満喫できる穴場の時期かもしれませんね。

タヒチ島は自然豊かな環境

タヒチ島は自然豊かな環境

タヒチ島と聞いて最初に思い浮かぶイメージは、エメラルドグリーンの透き通った美しい海ではないでしょうか。海に浮かぶ水上バンガローや、タヒチ島で体験できるマリンスポーツは観光客からも大人気です。
でも、タヒチ島の魅力は美しい海だけではありません。実は、タヒチ島は山も有名で、滝や緑を見ながらトレッキングを楽しむ人も多いんだとか。
ティアレやハイビスカス、プルメリアなどのお花もいたるところで目にすることができます。海だけではなく、山々も美しいタヒチ島には、楽園という呼び名がぴったりですね。
タヒチ島に住む人々は豊かな自然と共に生きていることもあり、おおらかで笑顔の素敵な人たちが多いことも特徴です。

自然を大切にするタヒチの人々

タヒチの人々は男性・女性関わらず、耳にティアレをさしたり、花冠を作って髪飾りにしたりと、自然のものでおしゃれを楽しんでいます。
とくにティアレは、タヒチアンダンスの衣装や髪飾りなどでもよく目にしますよね。タヒチアンダンスで身につけているものもすべて自然素材で作られており、現地のダンサーたちは毎回自分たちの手で衣装を作っていくそうですよ。
葉やお花以外にも、鳥の羽や樹皮、貝殻など、豊富な素材を使って完成させていきます。これは自然豊かなタヒチ島だからこそできることといえるでしょう。

タヒチアンダンス発祥の地

タヒチアンダンスはタヒチ島発祥の伝統舞踊で、神様へのお祈りや、仲間とコミュニケーションをとるときなどに踊られてきました。娯楽として踊られることも多く、タヒチの人々にとって、ダンスは日々の生活に欠かせないものだったようです。
タヒチ島では毎年6月末~7月に「ヘイヴァ・イ・タヒチ」と呼ばれる大規模なお祭りが開催されており、タヒチアンダンスや歌のコンテストが行われています。スポーツ競技や伝統工芸品の展示などもあるので、この時期には多くの観光客が訪れるそうです。
タヒチアンダンスを習っている人なら、一度は本場のダンスを見てみたいという気持ちがあるはず。気軽に行ける距離ではありませんが、いつか機会があったらタヒチの伝統文化に触れてみてはいかがでしょうか。