コラム

フラやタヒチアンダンスを踊ったときに、周りの人から「動きが硬い」「ぎこちない」と指摘された経験はありませんか?自分ではリズムに乗って踊っているつもりでも、実際はお手本通りに踊れていないことがあります。

ただ、動きの硬さをすぐに改善するのはなかなか難しいもの。スムーズに踊れていないことを自覚している場合でも「どこを直したらいいのかわからない…」という方もいるでしょう。
そこで今回は、フラやタヒチアンダンスを滑らかに踊るコツを解説していきます。

ダンスが上手い人と下手な人の違いとは?

そもそも、ダンスが上手い人と下手な人にはどのような違いがあるのでしょうか。今の自分に何が足りないのかを知るために、まずはダンスが上手いといわれる人に共通する特徴を見てみましょう。

・リズムに乗れている
・動きにメリハリがある
・無駄な力が入っていない
・体の芯がぶれない
・柔軟性がある
・体の細部まで意識を向けている
・表現力が豊か
・ダンスを心から楽しんでいる

一般的にダンスが上手いといわれる人は上記のような特徴があります。ダンスの上手い下手には明確な基準があるわけではないですが、プロのダンサーとダンス経験のない人の踊りを比較するとさまざまな違いが見えてきます。自分のダンスが下手だと感じている場合は「ダンスが上手いといわれている人はなぜ上手く見えるのか?」ということを考えることが大切です。そして、上手く見えるポイントを意識して取り入れ、少しずつ改善していきましょう。

ぎこちない動きになる3つの原因

それでは、ダンスの動きがぎこちなくなってしまう原因について考えていきましょう。スムーズに踊れない理由は人によっても変わりますが、よくある例としては「動きが小さい」「余計な力が入っている」「振り付けを真似できていない」という3つの原因が挙げられます。

1.動きが小さい

まず「動きが小さい」ということですが、例えば腕を上げる振り付けのときに肘が曲がっていたり、一番上まで上げずに中途半端な位置で終わらせたりすると、メリハリがなくダラダラとした印象を与えてしまいます。また、周りの人が体全体を使って大きく動かしているときに、一人だけ小さな動きだと変に目立ってしまうこともあるので、動かすときは中途半端にせず最後までやり切るようにしたほうがいいでしょう。

2.余計な力が入っている

踊っているときに体に余計な力が入ってしまうと動きが硬く見えます。体の中でも特に肩には力が入りやすいので、力みやすい人は意識して力を抜く必要があるでしょう。力を抜くというのは実際にやってみると意外と難しいものですが、呼吸法を取り入れるなどして、なるべくリラックスした状態で踊ることが大切です。

3.振り付けを真似できていない

ダンス教室で振り付けを覚えるときは先生のお手本を見て学びますが、ダンスがぎこちない動きになる人は「何となく」で振り付けを覚えてしまっていることがあります。振り付けが曖昧なまま踊ると動きが中途半端になりますし、自信を持って踊ることができません。

「腕はどこまで上がっているか」「足はどれくらい開いているか」「目線はどこを見ているか」といったこともよく観察し、わからないところはそのままにせず、先生にしっかりと教えてもらいましょう。

ダンスを滑らかに踊るコツとは?

ダンスを滑らかに踊るコツとは?

ダンスをする際に体の動きが小さくなったり力んだりしてしまうのは、緊張や恥ずかしさ、自信のなさなどが原因となっていることが多いです。自信がない状態で踊ると、動きが小さくなるだけではなく表情も暗くなりやすいので、余計に硬く見えてしまいます。
自信を持って堂々と踊るためには、まず基礎や振り付けをしっかりマスターすることが大切。振り付けを完璧に覚えることができれば自信がつきますし、次にする動きを考えながら踊るということがなくなるため、動きのぎこちなさが改善されるでしょう。

振り付けの練習をする際は、自分のダンスを動画に撮り、お手本とどこが違うのか確認しながら練習するのがおすすめです。可能であれば、先生の踊りを動画で撮らせてもらい、自分のダンスと見比べて違いを見てみるといいでしょう。「何度練習をしても先生と同じような動きができない…」という場合は、体を滑らかに動かせるよう、体幹を鍛えて軸がブレないようにしたり、毎日ストレッチをして柔軟性を高めたりするのも効果的です。

また「自分の踊りを客観的に見られない…」という方は、他の人の踊りを見て「先生の動きと同じか」「どこが違うのか」ということを分析してみるのもいいかもしれません。「自分も同じように間違っていた…」「ここはもう少し動きを大きくしたほうが良さそう」と、自分の改善点を見つけるヒントになることもあるでしょう。

焦らずゆっくり覚えよう!

自分のダンスがぎこちないと感じている方は、動画を撮って改善するべきところを見つけたり、先生からアドバイスをもらったりしながら、少しずつできることを増やしていきましょう。周りの人と比べて焦ってしまうこともあると思いますが、自分のペースで一つ一つしっかりとコツを掴んでいくことが大切です。

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