タヒチアンダンスを習っていると、ステージに立つことはやはり楽しみの1つではないでしょうか。習い事を始める理由には、ダイエットや仲間作り、ストレス解消など様々だと思いますが、ステージで踊ることは日常生活では味わえない貴重な経験でしょう。
「ステージでは綺麗に見られたい…」誰もがそう思うはず。一生懸命練習することはもちろんですが、メイクや衣装にもこだわりたいものですね。そこで今回はタヒチアンダンスのメイクのポイントについてです。
ファンデーションは凹凸を意識しながら
まず、ベースメイクをします。下地を塗りますが、汗をかくので崩れにくいものにしましょう。ファンデーションを塗るときのポイントは、顔の凹凸をはっきりさせるために明暗を意識しながら塗ることです。特に日本人は顔の凹凸が少ないので、これをメイクで補います。おでこ、鼻筋、頬骨にはハイライトを、顔まわりや鼻の脇には影を作るように茶系のファンデーションを塗ります。ファンデーションの色は、普段よりも少し小麦色のものが良いでしょう。塗るときは、濃い目にしっかりと塗ってください。
また、チークもピンク系ではなく茶色っぽいものにします。ファンデーションを同じ要領で、頬骨の下側に影を作るようにのせます。
アイラインはくっきりと
ファンデーションで凹凸をつくったら、アイメイクをします。最近では、普段のメイクでもアイラインをくっきりと目尻よりも長めに書いている方もみかけますね。タヒチアンダンスのステージメイクもアイラインをしっかりと書きます。
アイメイクで重要になるのがアイラインですが、タヒチアンダンスの場合は、リキッドアイライナーで目の周りを囲むように太くくっきり書きましょう。下のラインが太すぎるとパンダメイクになってしまうので気をつけて下さい。
アイシャドウは、濃い目の茶色やグレー系を使って彫りの深い目元を作ります。ハイライトに白やゴールドのパールを入れても良いでしょう。
最後につけまつげをつけます。つけまつげは慣れていないとつけるのが少し難しいかもしれません。買ったばかりのものは自分の目の長さにあわせてカットしておきましょう。
つけまつげは、ナチュラルなものからびっくりするぐらいバサバサしているものなどいろいろな種類があります。ステージで使うのは濃い目のものがいいですよ。
アイラインの引き方やつけまつげのつけ方は普段のメイクと大きく異なる上に、失敗すると目立ってしまいます。ステージの当日に初めて挑戦してもなかなか思い通りにはできないものです。自宅で何回も練習して、スムーズにメイクができるようにしておきましょう。顔は人それぞれですので、自分の顔が一番美しく見えるラインを探してみましょう。
フラダンスのメイクとの違いは?
フラダンスとタヒチアンダンスはその起源から共通する部分もいくつかあります。では、メイクについてはどうでしょうか?
メイクは自分の顔を見せたい顔に近づける手段でもありますよね。タヒチアンダンスのメイクは「かわいい」仕上がりではなく、はっきりとした「クール」な美しさを目指しましょう。
使う色味は茶系で統一
タヒチアンダンスのメイクでは、使う色味は黒、茶、グレーを基調にします。フラダンスでは、衣装の色などにあわせて緑や青系、ピンク系のアイシャドウを使うこともありますが、タヒチアンダンスでは使用しません。
ラインはくっきり
アイラインは目尻よりも長めに引き、さらにラインを跳ね上げるようにします。目尻のラインがさがってしまうと垂れ目になってしまうので、角度に気をつけましょう。目の下側のラインは目のきわに引いて目元がフラダンスのメイクよりもくっきりはっきりとした印象になるようにします。
必要なメイク道具は?
タヒチアンダンスのメイクをするにあたって、普段使っているメイクと大きく違うのは使用する色味でしょう。上でもお話ししたように、アイシャドウも茶系やグレーのものが必要になります。ファンデーションもいつもよりも小麦色のものを用意した方がいいですね。新たに必要になるメイク用品としては、ステージ用のつけまつげです。100円ショプでも買うことができますが濃い目のものを用意しましょう。
ステージでは、強い照明もあたるのでとにかく濃くはっきりとメイクをする必要があります。普通のメイク用品でも色味はたくさんありますが、ステージ用のメイク用品は汗にも強く、舞台で映えるようにつくられています。発表会のために買い足そうかな?と検討している場合は、ステージ用のメイク用品店も見てみるとよいですね。安くはないですが、1回買えばしばらくは使えます。
メイクで顔の印象は大きく変わるものです。本番当日のメイクがカッコよく思い通りにきまると気分も盛り上がりますよね。前日にメイク用品が足りなかった!なんてことにならないように、事前にチェックして練習しておきましょう。