フラやタヒチアンダンスの習い事に興味があっても「リズム感がないから自分には無理かも…」と諦めてしまっている方はいませんか?リズム感の有無は「生まれつきのもの」と思われがちですが、あとからでも鍛えることはできます。
そこで今回は、リズム感を身につける方法について解説していきます。
リズム感を鍛えるとダンスが上達する
ダンスはもちろん、歌や楽器の演奏時にも欠かせない「リズム感」。リズム感はその名の通り「リズムを感じる能力」のことを指します。簡単にいうと、曲のテンポに合わせて体を動かしたり歌ったりする力や、一定のリズムをキープできる力がリズム感です。
このリズム感がないと、踊っていても歌っていても音楽とずれてしまうため、歌や踊りを上手く見せることができなくなります。リズム感がなくてもフラやタヒチアンダンスを踊ることはできますが、せっかく踊るのであれば上手く見せたいと思いますよね。
人からリズム感がないことを指摘されたり、思うように体が動かなかったりすると「私にダンスは向いていない…」と諦めてしまいやすいですが、トレーニングをすれば誰でもリズム感を鍛えることが可能です。
今自分のリズム感に自信がないという方でも、正しい方法で練習を重ねていけば徐々に身についてきます。「かっこいいダンスをしたい」「ダンスが上手くなりたい」と思っている方は、諦めずにトレーニングをしていきましょう。
リズム感を身につける方法
ここからは、リズム感を身につける方法をいくつかご紹介していきます。どれも簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。
メトロノームを使用する
リズム感を鍛えるトレーニングで最もメジャーといえるのが、メトロノームを使用する方法です。メトロノームを使ったトレーニングでは、裏拍を取ることを目的に行います。
リズムには「表拍」と「裏拍」があり、表というのがリズムを感じる部分のことで、メトロノームの「トン・トン・トン…」という音も表です。一方、裏というのが「トン・トン・トン…」の「・」の部分を指します。「1と2と3と4と…」とリズムを取ったときに、数字の部分が表で、間の「と」が裏になるのです。
表拍は通常聞こえてくる音なのでリズムを取りやすいですが、裏拍は自分でテンポをつかむ必要があります。そのため、まずは表拍を取る練習から始めるのがおすすめです。表拍を取るときは、メトロノームの音に合わせて「1 2 3 4 、1 2 3 4…」と手拍子を合わせて練習します。慣れてきたら、次に間に「と」を入れて「1と2と3と4と…」と、裏拍を取る練習をしていきましょう。スピードを変えて練習するのも効果的です。
スマホのアプリやYouTubeなどでもメトロノームの音を聞くことはできるので、お金をかけなくても手軽に練習ができますよ。
口頭でカウントをとる
フラやタヒチアンダンスのレッスン中に「周りの人とリズムが合っていない」と思ったときは、口頭でカウントを取ってみましょう。というのも、ダンスをするときは曲を聞きながら踊るよりも、口頭で「1 2 3 4…」とリズムを言いながら踊るほうが安定した動きができるといわれているからです。
ダンスを始めたばかりの方はリズムをしっかりつかむためにも、まずはカウントを取る練習から始めてみてください。
音楽をよく聞く
リズム感が悪いといわれている人のなかには、音楽をしっかりと聞けていないことが原因となっている場合があります。コンサートなどで歌や演奏に合わせて手拍子をしたときに、気づいたら周りとずれていた…という経験がある方もいると思いますが、音楽を意識して聞いていれば、きっと最後まで手拍子がずれることはないはずです。
リズム感を養うには一定のテンポをキープする力も必要なので、手拍子がずれる方はまず曲をしっかり聞くことを意識してみてください。そして、曲に合わせて手拍子をする練習もしてみましょう。手拍子のかわりに膝を曲げてリズムをとるのもおすすめです。練習をするときはスローテンポの曲からはじめてみてください。
縄跳びをする
縄跳びはリズム感を鍛える効果のある運動だといわれています。縄跳びは縄を回すタイミングと跳ぶタイミングが合わないとできないので、リズム感がない人はこのタイミングを合わすことが難しいと感じるようです。リズム感を鍛えたい場合は、まず両足跳びの練習をし、慣れてきたら片足跳びや左右交互に跳ぶなど、色々なリズムで練習してみるといいでしょう。
日頃からリズム感を鍛えておこう!
リズム感を鍛える方法をご紹介してきましたが、日常生活でも少し意識をするだけでリズム感のトレーニングができます。
例えば、家事をするときは音楽を聞くようにして、リズムに乗りながら作業をしたり、外を歩くときは自分の歩調にリズムをつけ、裏拍を取る練習をしたりと、何気ない行動も意識をすればトレーニングになるのです。
「リズム感がないからダンスなんて踊れない…」という方でも、普段から練習することで徐々にリズム感が身についてきます。諦めずに繰り返し練習し、フラやタヒチアンダンスを楽しんでくださいね。