ダイエットや健康のために行う自宅での筋トレ。なかには、フラやタヒチアンダンスで使う筋肉を鍛える目的で行っている方もいるでしょう。
筋トレは継続して行うことが基本ですが、人によっては「いつも数日しか続かない」「筋トレできない日が続くとやめてしまう」といった方がいます。はじめはやる気があったはずなのに、なぜ筋トレを継続できないのでしょうか。
この記事では、筋トレが続かない原因や改善方法を解説していきます。
筋トレは三日坊主で終わりやすい?
「あと3キロ痩せたいから毎日筋トレする!」「腹筋を続けて引き締まった体を手にいれる!」
筋トレ初日はこのように意気込んでいても、日が経つにつれて面倒くさくなったり、考えるだけでしんどくなったりすることってありますよね。「いつもすぐに挫折してしまって、続いた試しがない…」という方もいるでしょう。
その一方で、筋トレを継続して行い、決めた目標をしっかりと達成する人もいます。筋トレを続けられる人・続けられない人の違いはどこにあるのでしょうか。筋トレを続けるには、まず続かない原因を知ることが大切です。
筋トレが続かない原因は?
筋トレが続かないのには、以下の5つの原因が考えられます。
目標が明確じゃない
筋トレをする目標が漠然としていると、モチベーションが上がらず挫折しやすくなります。例えば、ダイエット目的で筋トレをはじめた場合「もう少しだけ痩せたい」「体を引き締めたい」というザックリとした目標よりも「あの服が着られるように5月までにマイナス3キロ、体脂肪率は22%、ウエストは63センチを目指す」と、具体的な目標を決めているほうが続けやすくなります。
目標が明確だと「そのためにどんな筋トレをしたらいいのか」「食事は何カロリーに調整するべきか」など、達成するためのメニューも作りやすくなりますし、モチベーションも保つことができるでしょう。
筋トレ内容がハードすぎる
毎日腕立て100回、腹筋100回、スクワット100回…と、筋トレ内容がハードすぎると続けることが困難になります。特に、これまで運動を全くしてこなかった人がいきなりハードメニューをこなすのは難しいでしょう。
無理のあるメニューでは筋トレが苦痛になってきますし、体を痛めてしまうこともあります。気合いがあるのは良いことですが、継続するためには自分がこなしやすい筋トレ内容にすることも重要なポイントです。
早く結果を出そうとする
筋トレが続かない人のなかには、1週間や1ヶ月で結果を出そうと考える人がいますが、筋トレの効果が出るまでには約3ヶ月の期間がかかるといわれています。
早く結果を出したいがためにハードメニューにすると挫折しやすくなるので、目標達成までの期間は長めにとるのがおすすめです。筋トレはすぐに結果が出るものではありませんが、続けていれば必ず体に変化が現れます。しっかり結果を出すためには、ある程度我慢をすることも必要です。
筋トレの優先順位が低い
「今日は疲れたから筋トレは休もう」「飲み会があるから今日はできないな」
このようなことが度々あると、筋トレをすること自体が面倒に感じてしまいます。
これは筋トレの優先順位が低いことが原因です。筋トレがご飯を食べることやお風呂に入ることと同じくらいの優先度であれば、少しの理由でやめることはないでしょう。体調が優れないときや時間的にどうしてもできない場合は仕方ないですが、疲れているなどの理由であれば「今日は軽めにしよう」とメニューを変えることもできます。
忙しいからと何日も全くやらないのではなく、その日の状況に合わせて少しでも行うことが大切です。
ネガティブに考える
「これを続けても意味がない気がする…」「運動苦手だし、今まで続いたことがないから無理だろうな…」
このように、筋トレをすることに対してネガティブに考えていると続けるのが難しくなります。
結果が見えないからといって、すぐにネガティブモードになるのは良くありません。やらないよりはやったほうが確実に良いのですから、少しでも筋トレができたら自分を褒めてあげて、無理なく楽しく行うことが大切です。
完璧主義にならないことがポイント
筋トレをはじめると、どうしてもできない日というのは出てくるもの。できない日があってもまた再開すれば良いのですが、完璧主義の人は「毎日するって決めたのにできなかった…」「今までの努力が無駄になった」と、自分を責め、やる気をなくしてしまうことがあります。
少し休んだくらいで筋肉が一気に落ちることはありませんし、筋トレは毎日欠かさず行うよりも、適度に筋肉を休めた方が効果的ともいわれています。
筋トレを継続させるためには、あまり完璧主義にならないことも大切なポイントです。
まとめ
筋トレが続かない人は、まずは自分が続けられない原因を知ることが大切。
日常生活のなかでの筋トレの優先順位を高くし、無理のないメニューで行うことを心がけましょう。