タヒチアンダンスの習い事に興味があるけれど「ショートヘアだからできないかな?」「ずっとロングヘアをキープしないといけないの?」という疑問がある方はいませんか?タヒチアンダンサーは髪の長い人が多いので「髪形について決まりがあるのかな?」と思う方も多いでしょう。
そこで今回は、タヒチアンダンサーにロングヘアが多い理由や髪型のルールなどについてお話ししていきます。
タヒチアンダンサーにロングヘアが多い理由
ポリネシア諸島には、古くから「髪の毛にはマナが宿る」という言い伝えがあります。マナは「魂」「精霊」「神聖な力」などといった意味があり、人間や生き物、服、石など、さまざまな場所に宿るといわれています。髪の毛には、自分がこれまで経験してきたことや知識などがマナとして宿ると信じられているため、大切な髪の毛を切ったり粗末に扱ったりすることはタブーとされていたようです。
また、タヒチでは「髪の毛が長い女性は美しい」と考えられているため、ダンサーに限らずロングヘアの女性は多いそうですよ。このような教えの影響もあり、日本のタヒチアンダンサーも「髪を伸ばす」ということが基本となっていると考えられます。
ショートヘアはNG?
タヒチアンダンサーにロングヘアが多い理由をお伝えしましたが「じゃあショートヘアの場合はどうすればいいの?」と、疑問に思う方もいますよね。結論からいうと、ショートヘアの方でもタヒチアンダンスを習うことはできますし、必ず髪を伸ばさなくてはいけないということもありません。
タヒチアンダンスを習っている人の中には、ショートヘアやボブ、ミディアムヘアなど、さまざまな髪型の人がいます。今は髪が長い生徒さんでも、始めた頃は髪が短かったという人も多いです。タヒチアンダンスを続けていく中で「本場のダンサーに近づきたい」という気持ちや、周りの影響などから髪を伸ばすということもあるのでしょう。基本的には髪が短くても長くても問題ないので、あまり気にし過ぎる必要はないといえます。
ただ、教室によっては、髪を伸ばすことを教室のルールにしているところもあるようです。厳しい教室だと、自分で勝手に髪を切ることや、髪を染めることができない場合も。教室それぞれ考え方が違うので、自由な髪型でいたい方や諸事情があって髪を伸ばせない方などは、髪型に決まりがない教室を選ぶといいでしょう。
教室に入会した後で「知らなかった!」とならないよう、事前にHPなどで確認しておくことが大切です。HPを見て判断ができない場合は、直接教室へ問い合わせてみるといいですよ。
イベントに出演する際はウィッグを活用しよう!
教室でレッスンを受ける場合はショートヘアでも問題ありませんが、ステージに立つときはある程度周りと髪型を合わせる必要があります。そのため、髪が短い方がタヒチアンダンスのイベントに出演する際は、ロングヘアのウィッグを着用することが基本です。
ロングヘアの方がイベントに出演するときは、髪にウェーブ感を出すためにイベントの前日から三つ編みをするなどの準備が必要になりますが、ウィッグを使用する場合はそのような手間がないので、とても便利なアイテムといえます。
また、ウィッグの使用はショートヘアの方に限らず、髪にボリューム感がない方やカールがすぐに取れてしまうという方にもおすすめです。「なるべく地毛を生かしたい」という方は、エクステをつけてボリューム感を出してもいいでしょう。地毛ですべて対応できるのならそれが一番ですが、難しい場合は無理をせずにウィッグやエクステを上手く活用しましょう。
ウィッグを選ぶ際の注意点
イベント用のウィッグは、ボリューム感があって質が良いものを選びましょう。しっかりとボリュームのあるウィッグは見た目が華やかに見えるので、なるべく密度の高いタイプのウィッグを選ぶのがおすすめです。
また、ウィッグを選ぶ際は、人毛に近いものを選ぶということも大切。ウィッグ感があまりにも強いと見た目が良くないため、自然なツヤ感で、なるべく地毛に近い色を選ぶといいですよ。安いウィッグはネット通販でもたくさん販売されていますが、やはり安過ぎると質もそれなりになってしまいます。せっかく衣装やメイクを華やかにしても、ウィッグの見た目が良くないともったいないですよね。ウィッグを選ぶ際は、安さではなく、質感を重視するようにしましょう。
まとめ
タヒチアンダンスの習い事は、髪の長さに関係なく、誰でも気軽に始めることができます。また、髪型についてルールを定めていない教室であれば、ショートヘアのままでもタヒチアンダンスを続けることが可能です。イベントに出演する際はウィッグやエクステを上手く活用し、無理せず楽しくタヒチアンダンスを続けていきましょう。