コラム

フラダンスの運動量はどれくらい?体にかかる負担は?

フラダンスというと、ゆったりと楽しそうなイメージがあるのですが、運動量はあまり多くないのでしょうか?フラダンスに興味を持っているけど、どうせならダイエットやシェイプアップ効果があるとうれしいですよね。フラダンスは運動量が多くないと思っている方が意外に多いです。しかし、意外にもフラダンスって高い運動量が必要なのをご存じでしょうか?ここでは、フラダンスの運動量や消費カロリー、そしてシェイプアップ効果などは期待できるのかなどについて、詳しくご紹介します。

有酸素運動で意外にハードなフラダンス

フラダンスといえば、ゆったりとしたリズムで踊るダンスなので、負担が少なく軽い運動量しかないと感じている方は非常に多いです。特にフラダンスの経験がない方は、そのように感じやすい傾向があります。しかし、一度でも経験すると、かなりの運動量に驚いてしまう方は少なくありません。フラダンスというのは、姿勢をキープした状態で、常に腰を落として踊る必要があります。

そのため、上半身を固定して、膝を曲げた状態でステップを踏むのは、見た目以上にかなりハードな運動なのです。また、ゆっくりした動作であることから、ちょっとしたミスで荒さが目立ってしまいます。しっかりと体幹を使って踊らないと美しく見せることができないでしょう。さらに、手の動きも指先まで使って丁寧に踊ることで、ようやく美しいフラダンスが成り立つのです。動きの激しいダンス同様に、全身を使った運動量の多い踊りとなります。

短時間の激しい運動ではなく、長時間のゆったりとした動作であることから、フラダンスは有酸素運動に該当します。無酸素運動に比べて、効率的に運動をすることができます。そのため、踊れば踊るほどカロリーを消費することができるため、ダイエット効果なども期待することができるでしょう。

フラダンスの消費カロリーはどれくらい?

前述したように、フラダンスは優雅な見た目と違って、かなりの運動量となります。また、有酸素運動に該当することから、かなりの消費カロリーになるのです。女性がフラダンスを踊った場合、目安となる消費カロリーは以下の通りとなっています。
・10分:32kcal
・30分:96kcal
・60分:191kcal

数字で見るとどれくらいの運動量かわかりにくいかもしれませんが、これはバレエを踊る場合や、ゴルフを楽しむ際の運動量と同じレベルの消費カロリーとなります。また、一般的な運動であるウォーキングでは60分で約100kcal、自転車では60分で約170kcalの消費となるでしょう。このように、他の運動と比較してみると、フラダンスを踊ることでかなりの消費カロリーが期待できることがわかります。

ウォーキングを始めるよりもフラダンスを踊ったほうが、ダイエット効率はかなりいいのです。また、ウォーキングなどは、雨が降ってしまうとやる気を失ってしまったり、継続的に運動ができなかったりというデメリットがあります。しかし、フラダンスであれば室内でも踊れるため、雨の日でも楽しめるでしょう。継続することができるので、効率よくダイエットを進めることが可能です。

カロリー消費以外のフラダンスの運動効果とは

カロリー消費以外のフラダンスの運動効果とは

最初にご紹介したように、フラダンスは体幹を使った運動です。表面的な筋肉ではなく、体の奥底にある内臓脂肪を減らして、インナーマッスルを鍛えることができます。特に、腰を落としてステップを踏むフラダンスは、かなりハードにインナーマッスルを鍛えられるでしょう。インナーマッスルを鍛えることで、身体を引き締める効果が期待できます。これにより、脚や腕、腰周りなどの引き締め効果が期待できるでしょう。

通常、インナーマッスルを意識して鍛えようとすると、スポーツジムなどに通って、特定のマシンを使用する必要があります。フラダンスであれば、マシンを使わなくても自分の体一つでインナーマッスルのトレーニングが可能となるのです。また、インナーマッスルを鍛えることで、内側の筋肉の筋肉量が増加します。

筋肉量の増加は、基礎代謝の増加へとつながりますので、痩せやすく太りにくい体を作り上げることができるでしょう。筋力アップで、血流もよくなるため、女性の悩みの一つである冷えの解消効果も期待できます。内臓脂肪は、生活習慣病予防にもなります。隠れ肥満による、糖尿病や動脈硬化などのリスクも減らせるため、積極的にフラダンスをして元気な体を作っていきたいものです。

まとめ

フラダンスは、ゆったりとしていますが、その分しっかりと全身のコントロールが必要ですので、かなりの筋力量が必要となります。本気で取り組むと、1曲踊っただけでも息が上がってしまうほどです。そのため、消費カロリーもかなり高くなります。一般的な女性が、1時間フラダンスをした時の消費カロリーとしては、約191kcalであり、バレエやゴルフに匹敵する運動量なのです。

また、カロリー消費によるダイエット効果だけではなく、インナーマッスルをかなり使用しますので、引き締め効果も期待できるでしょう。美しい体を作る効果が期待できるフラダンス。ぜひ、挑戦してみてはいかがでしょうか。

タヒチアンダンスのレッスンには何を着たらよい?

「タヒチアンダンスを習いたい」「習うために体験レッスンを申し込んだ」という場合、レッスン着にどんな格好で参加するかは迷うポイントではないでしょうか。ヨガレッスンには、ヨガウェアなど定番というべき格好がありますが、タヒチアンダンスのレッスンに定番はあるのでしょうか。このコラムでは、タヒチアンダンスレッスンで着るレッスン着についてお伝えします。

体験レッスンでは何でもOK

体験レッスンは、続けてタヒチアンダンスのレッスンを受けたいかどうか、うまくなりたいかどうかを見極めるために参加する人が多い傾向です。万が一、想像していたレッスンと違うといった場合、ウェアが無駄になってしまう可能性があります。そのため、手持ちで似たようなウェアを持っている場合は、そちらを利用することもできますが、新たに購入する必要はありません。

ヨガレッスンやスポーツジムで着用しているTシャツやタイツ、ヨガウェアなどで問題ありません。タヒチアンダンスはかなり腰を動かすダンスなので、激しい動きができるウェアならば大丈夫です。もっとも、もうレッスンを受けることを申し込んだ方や体験レッスンから本格的にがんばりたいという方は、次のおすすめレッスン着を参考にしてください。

上はチューブトップがおすすめ

ショーや発表会などで踊るときのタヒチアンダンスの衣装は、ココナッツで作られたブラカップとモレと呼ばれる藁でできた腰ミノやパレオです。そのため、基本的には、お腹を出すのがスタンダードといえます。それもそのはずで、タヒチアンダンスは、脚のステップとともに腰の動きがポイントです。腰の動きは、具体的には、ゆっくり動かしたり、8の字に動かしたり、時には早く動かしたりします。

腰の動きのダイナミックさがタヒチアンダンスをうまく踊るコツにもなります。そのため、普段のレッスンからお腹を出して、鏡などに映る自分のお腹の動きを見ながら参加すると早い上達が見込めるでしょう。そうしたことから、お腹が見えるトップスがおすすめです。最もおすすめのレッスン着は、チューブトップ。胸をがっちり固定して、その他は身につけません。

その方が、腰の動きがよく分かるだけでなく、肩を動かしてもウェアが邪魔にならないからです。激しいタヒチアンダンスをしても、ずり落ちてこないサイズを選ぶのもポイントです。しっかり胸をホールドできるものを選ぶとタヒチアンダンスを踊っているときにずれてしまい、気が散らずに済みます。チューブトップは、そのまま発表会などの衣装としても活用できるのもメリットです。

カラーが豊富にそろえられている場合が多いため、お好みの色や下に身につけるパレオの色と合わせやすいのも、大きなメリット。チューブトップには、丈が長いものもあります。最初は、お腹を出すことに抵抗があるかもしれません。その場合は、丈が長めのものを選ぶこともできます。チューブトップが手持ちにない場合は、ブラトップもおすすめです。こちらも、胸をしっかりホールドするものを選びましょう。

ブラトップは、肩紐が太いものもあるため、なるべく肩が動かしやすいものを選ぶといいでしょう。チューブトップなどは、単色で作られていることが多く、おしゃれ感に欠けると思うときは水着もおすすめです。ハワイアンやブラジリアンのスイムウェアは、華やかな柄が多くみられます。タヒチアンダンスのレッスンのあとに、ジムでエクササイズをするような場合は、スポーツブラもレッスン着としておすすめです。そのままエクササイズすることができるからという点と、お腹が出ており、胸をしっかりホールドするからです。

下はパレオがおすすめ

下はパレオがおすすめ

下に着用するウェアは、無地のパレオでハーフサイズのものがおすすめといえます。なぜなら、パレオはショーや発表会で着用するため、練習時からレッスン着として身につけることで慣れますし、本格的な気分にもなれるからです。ただ、パレオにはロング丈の通常のサイズもありますが、通常サイズの場合は、丈が長いためやや重たいのがデメリットといえるでしょう。

初心者の場合は、まだステップを習得する段階にあります。そのため、動きやすい方がおすすめなのです。ハーフ丈は、着用して軽さを感じるだけでなく結ぶのが楽なのもメリットになっています。もっとも、通常のサイズの場合は、さまざまな結び方で着用することができるというメリットもありますので、気分を変えたいときなどにおすすめです。

レッスン時においては、基本的にパレオは無地のものを着用しますが、柄ものを着用することもできます。無地の方が腰の動きなどが分かりやすいのですが、気分で柄ものを着用してもいいでしょう。発表会などで着用する衣装にモレがあります。しかし、このモレをタヒチアンダンスのレッスンのときに着用するために用意しなくても大丈夫です。

まとめ

いかがだったでしょうか。お気に入りのカラーやウェアを着用してレッスンを受けると、普段よりももっと楽しく参加できるようになるかもしれません。お気に入りのレッスンウェアで、タヒチアンダンスのレッスンを楽しんで受ければ、より上達も早くなりますよ。

フラダンスで美しいウエストのくびれができる!

フラダンスの経験者を見ていると、スタイルがいい女性が多いと思いませんか?フラダンスをはじめると「自分も同じように美しいスタイルを手に入れることができるかもしれない」と思っている方は非常に多いです。しかし、実際のところ本当にフラダンスでくびれのあるスタイルを作り上げることができるのでしょうか?せっかくフラダンスをはじめるのであれば、しっかりとくびれのある腰周りを作りたいですよね。ここでは、フラダンスとくびれの関係や、くびれを作るためのポイント、そしてそのほかの美容効果などについて詳しく解説します。

フラダンスでくびれができたという人が多い!

フラダンスをやっていない人の印象では、優雅な音楽の中でユラユラと揺れるような動きのダンスをしているのだから、「あまりシェイプアップ効果はないのでは?」と感じる方は多いです。しかし、実際にフラダンスをしている人の多くは、スタイルが良くウエストも引き締まっている傾向があります。中高年の女性を中心に人気のフラダンスですが、実際にはじめた女性の多くが、はじめる前よりもウエストが細くなった、お腹周りのぜい肉が引き締まったと感じているのです。

フラダンスというのは、優雅な見た目に反して、非常に運動量の高い踊りです。ゆっくりと体を動かすからこそ、的確に動かないと美しい踊りになりません、そのため、消費カロリーもかなり高いのです。個人差がありますが、一般的に1時間フラダンスをすると150~300kcalもの消費カロリーとなります。ウォーキングなどと比べると、かなりのダイエット効果が期待できるでしょう。

また、ウォーキングやジョギングといった定番の有酸素運動は、全身を均等に痩せるためには、非常に効果が高いのですが、腰のくびれのようなピンポイントのダイエットにはあまり向いていません。なぜ、同じ有酸素運動であるフラダンスでは、腰のくびれができるのでしょうか?

フラダンスの腰の動きに秘密があった

フラダンスで腰のくびれを実現させる秘密は、骨盤の動きにあったのです。フラダンスでは、腰を落として骨盤を立てた状態で、上半身をあまり動かさないようにして腰をくねくねとさせる動きで踊ります。常に下腹部に力が入った状態であり、骨盤を左右に動かしたり、回したりすることで体の奥底にあるとインナーマッスルを効果的に鍛えることができるのです。この骨盤の動きこそが、くびれを作る秘訣となっています。

くびれに効果があるインナーマッスルというのは、「腹斜筋」という筋肉です。体の側面にある筋肉であり、日常生活レベルにおいては、なかなか意識的に鍛えることは難しい場所でしょう。この腹斜筋が弱ってしまうと、非常に脂肪がつきやすい状態になってしまいます。結果として、くびれのないタプタプのウエストができあがってしまうのです。

フラダンスでは、骨盤を使ったステップをすることにより、この腹斜筋を効果的に鍛えることができます。有酸素運動によって腹斜筋についてしまった脂肪を効率よく落として、脂肪のつきにくい腹斜筋にする効果が期待できるでしょう。このように、フラダンスをすることでくびれができるというのは、しっかりとした根拠があるものだったのです。

くびれ以外にも美容効果が期待できる!

くびれ以外にも美容効果が期待できる!

前述のように、フラダンスをすることで腰のくびれを実現させることができます。しかし、フラダンスの美容効果はこれだけではありません。その他にも、女性にとってうれしい効果が期待できるのです。インナーマッスルは、通常の筋肉よりも代謝効果が高くなることが多い傾向です。そのため、インナーマッスルを鍛えることで、基礎代謝量を高めることができます。

基礎代謝量が増えれば、身体についた脂肪を落としやすい状態にすることができ、さらに脂肪のつきにくい、つまり太りにくい体にすることができるのです。さらに、基礎代謝量の増加に伴って、体内を巡る血流量も増加します。これにより、女性の多くが悩みがちな、体の冷えを予防してぽかぽかの身体にしてくれる効果が期待できるでしょう。

また、骨盤の動きによって、骨盤底筋などの子宮や膀胱を支えるための筋肉のトレーニングもできます。骨盤底筋を鍛えることで、尿漏れなども予防することができるでしょう。適切にインナーマッスルを鍛えることができれば、柔らかな筋肉になりますので、骨盤のゆがみの矯正をすることも可能です。このように、フラダンスをすることで腰のくびれにとどまらず、さまざまな美容効果や健康効果が期待できます。

まとめ

周囲の印象だけではなく、「実際にフラダンスをしているとくびれができてきた」と実感している方は非常に多い傾向です。通常の有酸素運動では、なかなかくびれができませんが、フラダンスでは上半身を固定して、骨盤を動かしたステップを使用するので、腰の中の筋肉を的確に鍛えることができるのです。

インナーマッスルのトレーニングにもなりますので、キュッとした腰のくびれを実現することができるでしょう。また、腰のくびれだけではなく、内臓脂肪の減量などをはじめとしたダイエット効果もあります。フラダンスをすることで、健康的にスタイルを磨くことができるでしょう。

タヒチアンダンスで難しい!ファアラプを練習するポイント

タヒチアンダンスのステップの中でも、腰の回転の基礎となるfaarapu(ファアラプ)。少しの言い方の違いはありますが、ファーラップと聞こえるのが一般的でしょう。上級者でも何度も振り返りながら練習する基本ステップですから、タヒチアンダンスをする人にとっては必ずマスターしたいもの。ファーラップは衣装を揺らし、タヒチアンダンスの迫力や魅力を伝える大切な動きなのです。

そこで、今回は「なかなかうまく腰を回せない」「滑らかさが出せない」という方へ、ファーラップを練習する際のポイントについて解説します。

ファーラップを練習する前に必要なこと

初心者の方がタヒチアンダンスを始めると、多くの人が腹筋や背筋、脚にも筋肉痛を感じることがあります。もともと運動不足だった方がはじめれば当然かもしれません。少し意識的にトレーニングをすることで、ファーラップを含む回転を練習する際にも役立つ筋力がついてきます。練習前や日々の筋トレで体を作っていきましょう。

まずは、体幹を鍛えましょう。日本人は腸が長く胴体が長いと言われています。骨盤の位置が高さに対して低いため、体幹がないと上半身がぶれますしファーラップをしても腰だけが動いてしまいます。

体幹を鍛える方法はさまざまで、お尻歩きなどの簡単なものからイスに座ったままできるもの、バランスを取りながら行うものなどさまざまです。体の幹(胴体)を鍛えることで、ファーラップの腰の動きである、前(腹筋)、後ろ(背筋)、横(腹斜筋や腹横筋)の筋肉をそれぞれを使いこなすことができます。

また、上半身より大切なのが脚力です。重い上半身は姿勢を保ったまま腰を動かすとき、土台が弱いとどうしてもブレます。体全体をバランスよくトレーニングしていくのがおすすめです。隙間時間にできる簡単なものからはじめていきましょう。タヒチアンダンスを練習するだけでも筋トレはできますが、運動不足のまま急発進すると体が悲鳴を上げてしまうかもしれません。

ファーラップの練習に取り入れたい柔軟性

タヒチアンダンスでは、ひざ、腰、肩などのあらゆる場所に柔軟性が必要です。体の柔軟性を上げるために、毎日のストレッチは欠かせません。タヒチアンダンスに関わらず、運動や体操系のものは基本です。「柔軟性ってどうすればいいの?」と悩んでしまう方もいるでしょうが、難しく考える必要はありません。小学校の体育で行った、簡単なものから始めましょう。

座って両足前に伸ばし、つま先をつかむように倒れます。このとき、手先にばかり意識を向けずに、おへそから上半身がしなって倒れるようなイメージで行いましょう。倒れた状態を15~20秒間キープして、ひざ裏のストレッチを十分にしてください。

腰を回転させるファーラップは、股関節の柔軟性も大切です。あぐらをかくイメージで座り、足裏同士を合わせます。手でひざを床に向かってゆっくり押し、心地いい場所で15~20秒感キープしましょう。

ストレッチは、体が温まった入浴後がおすすめです。毎日の体メンテナンスだと思って、継続してみましょう。

ファーラップ上達のためのコツ

ファーラップ上達のためのコツ

まず、現時点でファーラップがうまく上達しない方は、自分の姿勢を知る必要があります。鏡越しの練習もいいですが、今はスマホでも動画撮影は簡単にできますので、ぜひ自分のダンス姿を動画で撮影してみてください。客観的に動きを観察することで、何ができていないのか明確になります。

タヒチアンダンスの基本は、まず基本姿勢を守ることです。頭、肩、骨盤、かかと、この4つが中腰の状態で床から垂直になっているかどうかを確認しましょう。足はかかと同士を自然な位置でくっつけて指先は気持ち離します。姿勢を維持したまま中腰になって、ひざは緩めにそろえましょう。

 

立つときに注意したいのが重心です。かかとに重心をかけるのが基本ですが、人によっては重心を中央にする方がやりやすい方もいます。骨格や筋肉には個人差がありますから、若干の調整はあっても大丈夫です。自分のひざを自由に動かせる位置を探しておきましょう。

ひざの柔らかさがあると、いろいろなタヒチアンダンスのステップが踏みやすくなります。腰の動きが大きくなればなるほど、ひざの動きも大きくなります。基本の構えでは全身の力を入れすぎずに構えるようにします。ひざの位置のバランスに無理があると腰が回りにくいので、調節していきます。

もともと体の硬い方は、柔軟性も高められるように日々のストレッチを怠らないようにします。骨盤のゆがみがあると、腰を回しにくくなりますからひどいゆがみがないかどうか整体などでチェックしてもらうのもいいですね。

また、上半身に柔軟性がないと、腕を上げてハンドモーションをする際に背中(肩甲骨付近)が自然にしまりバランスが悪くなることがあります。腕や肩の柔軟性も、日頃から重点的にストレッチでほぐしておくといいですね。

上達に欠かせないのは基本練習

ファーラップを練習する上で大切なことは、基本の動きを体に記憶させるよう繰り返すこと。また、撮影して動きをチェックすることや、第三者に見てもらう機会を作って評価してもらうことも大切です。

第三者といっても、何でも「いいね」とほめてくる人だけに見てもらうのはいけません。常に改善し続ける姿勢が大事です。スタジオや教室などでコーチしてもらえる先生に、悩みを抱えずすぐに相談するクセをつけましょう。

タヒチアンダンスにはヒップアップ効果がある!

アップテンポのリズミカルな曲で踊るタヒチアンダンスで、体を引き締める効果やダイエット効果などを実感する方が多くいます。素早い動きが特徴的で、難しそうなイメージがあるタヒチアンダンスですが、基本姿勢をマスターすれば誰でも踊ることができます。

タヒチアンダンスを始める人の中でも、「ヒップアップやウエスト部分のシェイプアップをしたい!」と参加する方が増えていて、女性らしいスタイルをつくるのにもおすすめです。タヒチアンダンスをすることで、もたらされる効果について説明しましょう。

ヒップアップやシェイプアップに最適

タヒチアンダンスは、腰やヒップの動きが特徴的なタヒチの伝統舞踊です。手の動きが特徴的で、フラダンスのようにゆったりとした動き「アバリマ」や、リズミカルに足や腰を素早く動かす「オテア」があります。

ヒップアップに効果が高いのは「オテア」です。運動量が多く筋肉をたくさん動かします。基本的には、腰を前後左右に振る動きと、腰で四角形や円、8の字を描く動きなどがあり、徐々にスピードを上げながらタヒチアンダンスの形に近づけていきます。

ヒップアップは、腰の動き以外にも「中腰でかかとに重心をかけ、上半身の姿勢を保ったままにする」という条件があります。この基本姿勢が筋肉に刺激を与え、腰の動きと共にヒップアップにつながる筋力を上げてくれるのです。

タヒチアンダンスは筋トレ効果を得ることができる有酸素運動ですから、ヒップアップとシェイプアップが同時に叶えられる理想的な運動と言えるでしょう。タヒチアンダンスで理想のボディラインが期待できるため、女性の習い事としても人気が高い傾向にあります。

タヒチアンダンスのヒップアップ効果とは

スタイルのいい人は、ただ痩せているだけではありません。お尻がキュッと引き締まって上にあるし、姿勢が良くてくびれもあるS字体形です。タヒチアンダンスなら、そんな体形を手に入れて自分に自信を取り戻せるかもしれません。

タヒチアンダンスでは、足の指先をそろえて踊ります。さらに。中腰で踊るため、軽い空気イス状態が基本です。ヒップアップに必要なお尻の筋肉を支えるため、太もものつけ根(おしりの下)に筋力アップが欠かせませんが、これが必然的にできてしまうのです。

何もしないままだときつい姿勢も、リズムに合わせて踊りだせばヒップアップも簡単です。運動のうまい下手も関係ありません。初心者が練習するスローな動きでも、基礎代謝がアップしてじんわり汗をかきます。ヒップアップの他にも腰回り、内もも、下腹部の部分痩せに効果があるのです。

お尻が垂れてしまう原因の多くは、筋力が不足することと脂肪の流れによるものです。お尻の脂肪を支える筋力が低下する原因は、交通手段の利便性が高くなり下半身の筋力の不足が起きていることがあります。また、デスクワークで特定の部位に圧力がかかり、脂肪がその形を太ももや腰回りに流してしまうこともあるでしょう。

女性のお尻には、油断するとすぐにつぶれやすい環境が整ってしまいます。ヒップアップに必要な筋力が、効率よく作れるタヒチアンダンスが人気な理由がよく分かります。

ヒップアップできる理由は運動量の多さにある

ヒップアップできる理由は運動量の多さにある

リズミカルな音楽と小刻みな動き。タヒチアンダンスでヒップアップやシェイプアップができるのも、この運動量のおかげかもしれません。

タヒチアンダンスの動きを見ていると、女性は毎分約200回という腰の動きがあります。男性は足の高速開閉ですから、相当なカロリーの消費が見られるはずです。調べてみると、想像は的中。どのダンスよりも消費カロリーが高いことが分かります。

タヒチアンダンスは最大で330キロカロリーを消費します。ヒップホップの325キロカロリー、ベリーダンスの315カロリー、フラダンスの230カロリーと比べると、消費カロリーが非常に大きいことが分かります。ヒップホップのように体の場所やステップが大きなダンスよりもフラダンスの消費カロリーが高いのは意外に思えるかもしれません。

しかし、あの高速でヒップを動かすことだけが消費カロリーの大きさにつながっているわけではありません。タヒチアンダンスは、通常なかなか鍛えられない場所を燃焼させることができることも理由の一つなのです。

ヒップはなかなか自分で状態を確認しにくい場所ですが、継続すれば結果は明らかに見た目にも現れてきます。自然にインナーマッスルが鍛えられ基礎代謝が上がることで、痩せやすい体になっていくのでしょう。また、足をそろえながら踊ることでO脚改善にも効果が期待できます。血流が良くなってくれば、体のギスギスしたこりも改善に向かっていくでしょう。

ヒップアップには一定の継続が不可欠

ヒップアップを叶えるためには、タヒチアンダンスの動きを継続的に行っていく必要があります。継続する期間は、自分がどれだけヒップアップを維持したいかにもよりますが、しっかりとした筋肉ができあがるまでは週に2~3回の頻度がおすすめです。

もちろん、ダンスをする時間や練習する動きによっても違いはあります。有酸素運動による脂肪燃焼は、最低でも30分以上の運動継続が必要ですが、休憩を挟んでも構いません。また、普段の食生活や生活習慣も大きく関係します。

基礎代謝を上げるため、体温が低くなりすぎないように体を温めることや、脂肪の多すぎない食事メニューやビタミン・ミネラル類も欠かさないようにしましょう。睡眠は疲れた筋肉を回復させ、強い筋肉を作っていくうえでも重要になります。早寝早起きをして、体が喜ぶ生活を心がけていきたいものです。

フラダンスは子供の習い事としてもおすすめ!

ママさん達の年代を中心にすっかり人気の習い事になっているフラダンスですが、今や子供の習い事としても注目を集めるようになっています。体や心を育ててくれますし、癒やし効果もあるので、初めての習い事にもおすすめです。

「うちの子、引っ込み思案だけど大丈夫かな?」「運動が苦手なんだけど…」「私がいないと不安になって泣いてしまう」といった習い事をする前の悩みを解消できる人もいます。今回は、フラダンスが子供に与える効果やメリットを説明します。

フラダンスが子供の習い事に適している理由

実際にフラダンスをすることで得られる効果は、実にさまざまなものがあります。

一つは、感情が豊かに育っていくことです。フラダンスの手の動き(ハンドモーション)は、もともと文字の代わりに言葉を伝えるためのもの。表現されるものの多くは感情や自然、人などがあり、フラダンスを踊れるようになると曲の内容も把握できるようになってきます。曲の意味が分かれば、その感情をより表現しながら踊ることができるでしょう。

また、記憶力も磨かれると言われています。フラダンスは手の表現だけを覚えるのではなく、基本のステップやフォーメーションなども覚えることがあります。子供なのにこんなにたくさん覚えられるかな?と感じる方もいるかもしれませんが、曲に合わせて体の動きを真似ることで、脳を刺激してくれるのです。

フラダンスの音楽は、ゆるやかな曲調のものが多いので運動が苦手な子供でも安心して取り組んでいけます。リズムを取るのが苦手な子でも、まずは楽しみながら参加できるものの方が習い事を継続させやすいものです。練習を頑張ることで達成感を得ると、また癒やし効果を得ることができるもの。体操系の習い事より疲れにくいのもメリットの一つです。

子供が喜んでフラダンスに参加してくれる理由には、かわいい衣装や髪飾りなどの見た目の良さが挙げられるでしょう。とにかく、色や柄がきれいなものが多いので、練習用の着衣選びからモチベーションを上げて積極的に参加できます。

大人になっても続くフラダンスの効果

子供の習い事をさせるなら、やっぱりできるだけ継続して身になるものを……と考えるのが親の願いでもあります。フラダンスは、子供から大人まで誰でも楽しめるものですから、健康維持のためにもおすすめです。

フラダンスでは、姿勢が重視されます。バレエなど、他の踊りと同じように立ち姿から美しくなれるのもフラダンスの魅力の一つでしょう。姿勢を維持しながら縦にも横にも動きますから、音楽がゆるやかな割には意外と運動量もあります。腹筋や背筋も鍛えられ、なかなか使わない部分の筋肉が刺激されることで太りにくい体質に変化しやくなります。体幹が鍛えられて基礎代謝も上がっていく効果もあります。

大人になると、いろいろな場面でコミュニケーションや協調性が大切になってきます。フラダンスを習うと、同年代の子供たちや年上のお姉さんやお母さんのような幅広い年代との交流が増えるでしょう。同じ目的をもって頑張る仲間がいれば、自然と協調性ができていきます。教えてくれる先生の話にしっかり耳を傾けたり協力したりして前進することは、社会人になっても必要不可欠です。

フラダンスで子供のストレスを解消!

フラダンスで子供のストレスを解消!

多くの子供や親から人気の習い事には、ピアノやバレエなどの芸術系、スイミングや器械体操などの運動系、英会話などの学習系があります。どんな習い事も楽しんで参加できれば、楽しいものにあらゆる面でマインドが鍛えられるものばかりです。

しかし、何か結果を厳しく求められる習い事は、ストレスになってしまいがち。フラダンスなら心地いいリズムの音楽で癒やされながら、自分のペースで楽しく続けていくことができます。特に引っ込み思案な子供や、激しいもの、大声などが苦手な子には適した習い事になるでしょう。

親子でフラダンスを習い始める人も!

ある調査では、小学校低学年の頃までに習わせたいものランキングで “本人の希望するもの”という結果が2位になりました。「子供たちに自主性をもって学んでもらいたい!」という親心が感じられます。自分から喜んで習い事に足を運ぶ子供たちもいますが、中には「ひとりじゃイヤ」といって、習い事に拒否反応を示してしまう子供もいるでしょう。

また、子供の希望するものを習い事に選んでほしいと思う反面、近所のお友達や中のいい友達と同じ習い事をさせたいと考えてしまう大人もいるかもしれません。親が子供の習い事をさせる理由には、「普段は、なかなか体験できないものに触れてほしい」「選択肢がたくさんあることを知ってほしい」といったものもあります。

習い事をどれにしようか悩んでいるのであれば、まずはお試し体験ができるものからチャレンジするのもいいでしょう。習い事をする本人がなかなか乗り気ではない場合には、親子で挑戦するのもおすすめです。親が楽しそうにしていることや、笑って取り組んでいるものには子供も興味を抱きます。

最初は踊れなくても、同じ場所にお出かけする感覚で足を運ぶうちに興味がわくこともあります。フラダンスも各地で親子クラスを設けている教室が増加傾向にあります。ママのダイエットや運動不足解消にもピッタリですし、練習着を一緒に探しに行くのも楽しそうですね。リンクコーデなどをして楽しむのもおすすめです。

運動効果以上に魅力的?フラダンスの癒やし効果とは?

フラダンスの音楽を聞けば、青い海と波の音、たくさんの花々や緑豊かなハワイの風景、ダンサーのなめらかな動きなど、その場にいなくてもイメージできる光景がたくさんあります。すでにフラダンスの魅力に引き込まれてしまっている方も、元気なナンバーから目を閉じて感じたくなる曲を聞いていると、どれも非日常を満喫できるようなハワイアンミュージックに癒やし効果を感じていることでしょう。

それもそのはず。フラダンスの音楽には、私たちが必然的に癒やされてしまう「秘密」がたくさん隠されているのです。

フラダンスは人々を癒やすための踊り

癒やしを与える音楽を「ヒーリング音楽」と呼びますが、その多くは自然の中から生まれる音を収めたものです。波の音や森の木々が風に揺れる音、鳥のさえずりなどが分かりやすいでしょう。ヒーリング音楽は自然と一体になり心身の不安を回復させるために、人間の五感を使って感覚を研ぎ澄ますものとして多くの人に愛されています。

そもそもフラダンスの「フラ(hula)」には「踊り」という意味があります。豊かな自然に宿る神々に尊厳を伝えるために作られた踊りと言われます。万物には精霊が宿るとされ、ハワイに古くから伝わってきた伝統的な祈りのダンスなのです。日本人が各地の神々に豊作への願いや感謝の意を込めて、奉納の舞を踊るのと似たものです。

フラダンス音楽は癒やしそのものを目的にしているのではありません。フラダンスは結果的に人々を安心させ、人々にリラックス効果を与えているのです。他にもフラダンス音楽には、曲や楽器、ダンサーの動きや装飾まで、全て人の五感に訴える癒やし効果が多くあります。それぞれにどのような効果があるのか見ていきましょう。

自然の中で踊る癒やし効果

フラダンスは自然に感謝する踊りです。五感を刺激され、自然と一体になることで癒やし効果が出てくるものです。休日に緑の多い場所へ旅行に出かけると、非日常的な体験をし、気分がリフレッシュすることがあるでしょう。フラダンスも、自然豊かな屋外で踊ることで、リラックス効果を高めることができます。

フラダンスは本来、木々や海・花を眺め、聴覚で波や風の音を感じ、嗅覚でレイのアロマを感じながら踊るものです。基本的にはだしで踊るのは、足の裏で大地を直接感じながら踊るのが本来だからです。音楽がスローテンポなのは、波の音と心音、波長が似ているから。高いリラックス効果を得られるものです。

また、曲のリズムやメロディによってセラピー効果を感じることも。ウクレレや打楽器など体に響く音楽は、リズムによって“楽しさ”や“心地よさ”を感じる要素になります。日常的に嗅ぐことのできない異国の花々の香りは、アロマテラピー効果ももらたします。フラダンスを踊る際に着けるハイビスカスやプルメリアの色合いは、南国ブルーに映え視覚的にも元気を与えることでしょう。

音楽で癒やされながら前向きな気持ちも維持することができ、ストレス解消にぴったりなのです。

ダンサーが音楽と共に表現する癒やし効果

ダンサーが音楽と共に表現する癒やし効果

フラダンスの音楽に合わせて、明るい表情と共に踊るのがフラダンスの基本です。笑顔をつくることで、精神的に気分が沈みがちな方も元気になってきます。

フラダンスの音楽には歌がないので、言葉や感情を手の動き(ハンドモーション)で表現しますが、自然や愛、平和など優しさにあふれたものばかりで、穏やかな気持ちになります。女性らしく指先まで意識したゆっくりなめらかな動きは、フラダンスを踊っている本人も見る人も心地いいものです。

フラダンスは音楽に合わせて、愛することや尊敬すること、分かち合う心などの「アロハ精神」も表現されます。ハワイ現地の人間でなくとも、アロハ精神によって現地になじみやすくなることは、世界中から多くの観光客を迎えていることでも実証されています。

また、フラのかわいい衣装を着て、メイクや髪形などをセットしてフラダンスを踊りますが、年配の方にはメイクセラピー効果も期待できます。仲間と集い、癒やしの音楽と共に楽しい練習を重ねることも、幸せを感じることができる理由の一つでしょう。

癒やしの音楽が世代をこえる

フラダンス音楽は、年齢や経験を問わず誰にでもチャレンジしやすい踊りです。のんびりした曲調で動きも激しくありませんから、初心者の方や子供、年配の方も、みんなで踊れる動きがたくさんあります。世代をこえて一つになれる踊りなのです。

音楽で癒やされるのはダンサーだけではありません。躍る人はさまざまなイベント(院内コンサート、デイケア慰問)やボランティアとして活動することもあるでしょう。自分も癒やされながら、みんなをリラックスさせる踊りは、他にはなかなかありません。

心地のいい音楽でリラックスできれば、小さなストレスを抱え込まずに解消できるでしょう。習い事や趣味としてフラダンスが人気なのは、こういったストレス解消法としても音楽に効果があるからでしょう。

すでに、フラダンスをしている方の中にも、始めるきっかけが「リラックスできる音楽が好きだから」という方はたくさんいます。フラダンスに興味がある方は、すてきなハワイアンミュージックで癒やされてみてください。まずは休日のBGMとして取り入れてみるのもおすすめです。

妊娠中でもOK!マタニティフラの効果と注意点

妊娠中のエクササイズとして人気なのは、ウォーキングやスイミング、ヨガなどですが、フラダンスにも「マタニティフラ」と呼ばれる妊婦向けのエクササイズがあるのをご存じでしょうか。ゆったりとした音楽や動きで、運動不足や妊娠中のストレスも解消できますし、妊娠中の体の変化に負けない筋肉をつける効果も期待されています。

今回は、妊娠中のフラダンスの効果と注意点を解説します。どんな効果があるのかを知って、マタニティライフを楽しみましょう。

フラダンスが妊娠中の体に与える効果

フラダンスは、妊娠中の体の変化によって起こりやすいトラブルを改善する効果が期待されています。例えば、フラダンスは踊るときにはだしになって踊るものです。足裏にはたくさんのツボが集中していて、踊ることで刺激を受けます。血流改善やむくみ対策にもなり、妊娠中のスッキリしにくい体をリフレッシュさせてくれるでしょう。

ゆるやかな腰の動きも入りますので、おなかが大きくなるにつれて感じやすい腰の痛みや骨盤のゆがみも改善が期待されます。骨盤底筋群も鍛えることができるので、尿漏れや産後のシェイプアップにもフラダンスのいい影響が出てくる人もいるようです。

フラダンスが表現する動きは、手のひらだけでなく腕全体を使用しています。肩から指先までをなめらかに「伸ばす」「回す」「揺らす」という動作をしながら踊るので、肩こりや背中のこりにも効き目を感じやすくなります。

フラダンス音楽は、踊らずとも聞くだけで癒やされてしまうリラックス効果も魅力です。南国リゾートを思わせるような心地のいい音楽は、マタニティブルーを吹き飛ばしてくれるストレス解消効果も期待されています。

また、フラダンスを習う他の妊婦さん達との交流もストレス解消に役立つでしょう。女性は妊娠をきっかけに仕事を辞めざるを得ないことや、義両親との同居問題、金銭面の不安なども重なって情緒不安定になりがちです。妊婦さん同士で話が弾んで、嫌なことも忘れられる環境作りとしても魅力があります。

フラダンスの振り付けは難しいものではありません。普段と違った空間に集中できるので、余計なことを考えない時間が増えるでしょう。日々の生活とはいったん距離を置いて、リフレッシュする感覚で通ってみると生活に充実感が出てきますよ。

マタニティフラは胎教にもママにもおすすめ

妊娠中の赤ちゃんは、安定期に入り6カ月も過ぎると音が聞こえ始めます。フラダンスの音楽はリラックス効果も高く、胎教にもぴったりです。ママも赤ちゃんも一緒に癒やされてしまうので、難しく考えがちなクラシックよりもおすすめでしょう。産後もBGMとして長く愛用できる音楽です。

産婦人科の中にはフラダンスを取り入れた妊婦体操を行ったり、フラダンスのインストラクターがついた妊婦さん専用のスクールがあったりします。おなかの大きな生徒さんばかりですので、共通した話題もあって楽しく通えるでしょう。

ただ、普通のフラダンスとは少し違います。おなかの中に赤ちゃんがいても無理のない動きや、ハンドモーションを取り入れているのがマタニティフラです。通常のフラダンスは、簡単そうに見えても意外と負荷のかかる動きもあります。そのため、マタニティフラが開講していない教室に混ざって妊婦が踊ることはできるだけ避けることが必要です。

フラダンスには妊婦ダイエットにも効果あり

フラダンスには妊婦ダイエットにも効果あり

妊娠中の体重増加は産後のスタイルの維持が困難になることや、妊娠中毒症への影響なども考えられます。食べなくても体重が増えていく状態にあると、基礎代謝量の低下も影響するでしょう。

フラダンスは動きがゆっくりで強度も高くありませんが、じっくり筋肉を刺激して基礎代謝を促します。下半身の動きが多いように感じられますが、姿勢の維持やハンドモーションで体が温まる適度な運動ができるのです。

妊娠中に効果が発揮されなくても、安産につながることや産後の体の戻りが順調になるなどうれしい効果も期待できます。フラダンスのなめらかな動きを見て、「私は体が硬いから無理かな…」と諦めてはいけません。

お産は、体が硬いよりは柔らかい方が安産につながりやすいので、自分ではうまく続けられないストレッチ感覚で足を運んでみるのもいいかもしれません。

妊娠中のフラダンスで注意すること

妊娠中にフラダンスをする際には、注意しなければいけないこともあります。まず、開始の時期は安定期に入ってからにします。妊娠初期の胎盤が不安定な時期は避けましょう。また、安定期に入っても切迫流産、早産の兆候があったり、おなかのハリが気になったりする場合には踊らないようにします。

安定期に入って調子が良ければ、産婦人科の先生に相談してみるのもいいでしょう。できるだけ自宅から近い教室を選ぶことも大切です。妊婦の運転は控えるに越したことはありませんし、妊娠中の外出は疲れやすいこともあります。体調を無視してまで通うことはやめましょう。

おなかが大きくなってくると、足元が見えづらくバランスも良くありません。フラダンス教室に通う際には、時間に余裕をもって行動することもお忘れなく。

カラフルで華やか!フラダンスの髪飾りの種類は?

フラダンスのショーや発表会などで見かける髪飾り、ハワイの花や葉があしらわれていて、とてもゴージャスそしてきれいですよね。このフラダンスで用いる髪飾り、大きく分けて2種類あるのをご存じでしょうか?このコラムでは、フラダンスで用いる髪飾りについてお伝えします。

髪飾りは大きく分けて2種類 「レイ・ポオ」と「ココ」

フラダンスで使われる髪飾りは、「レイ・ポオ」と「ココ」の2種類に分けられます。「レイ・ポオ」や「レイ」は、ハワイ旅行で首にかけられるイメージがある、あの輪になっている花と同じ意味の「レイ」です。「ポオ」は、頭を意味しています。要するに頭に被る花の輪です。花ではなく、葉だけでできている「レイ・ポオ」もあります。葉だけ、というとなかなかイメージができないかもしれません。例えば、マラソンの優勝者が被る月桂樹の輪をイメージしていただけると、分かりやすいでしょう。

「ココ」は、髪飾りです。花1輪でも十分きれいなのも、ハワイの花の存在感が現れているようですが、花と葉を組み合わせてゴージャスで華やかに仕上げることもできます。フラダンスで用いられる髪飾りの材料となる花や葉は、ハワイでは生花を利用します。なぜなら、生花を用いて身を清め、力を授かるなどといった考えからです。日本では、造花を利用することが多くなっています。

「レイ・ポオ」はどんなときに身につける?

「レイ・ポオ」は、頭につける輪です。古典的なフラダンスである「フラ・カヒコ」を踊るときに身につける髪飾りです。「フラ・カヒコ」は、伝統的な古典スタイルのフラダンスです。神々に捧げる踊りとして、神聖なものとして扱われています。宗教的な儀式の際に踊られていたものがルーツになっています。決められた楽器と決められた詠唱によって踊っていきます。

「レイ・ポオ」を作るには、輪にしていくことが必要です。輪にする方法、作り方は諸説あるため、さまざまな方法があります。例えば、材料を葉に編み込んでいく方法や芯になるものに巻き付けていく方法です。シダを材料として使う場合は、3本を三つ編みにしていくという方法もあります。

髪飾りといいますか、頭にすっぽり被る形になり、被り方も決まっています。きれいに被るには、少し前下がりになるようにしましょう。実際に被ってみると、きれいに被るというのはどんなことなのか理解できるかもしれません。鏡を見ながら、きれいに見える角度を探しましょう。まっすぐに被りすぎてしまうと、はちまきのようになってしまい、なんだか不自然な感じになってしまいます。反対にカチューシャやヘアバンドのように後ろ下がりにしてしまうと、なんとなく違和感を覚えるでしょう。

「ココ」はつける位置で意味がある

「ココ」はつける位置で意味がある

「ココ」は、花や花と葉を用いて作られています。クリップやピンを使って髪にとめます。プルメリアやハイビスカスのような大きな花1輪でも華やかですよね。「ココ」は、「フラ・アウアナ」という現代的スタイルのフラダンスを踊るときに用いられます。耳の後ろにクリップやピンで落ちないように固定します。

「フラ・アウアナ」は、現代的スタイルのフラダンスで、こちらの方が、一般的に知れ渡っているフラダンスかもしれません。こちらのフラダンスの場合は、「フラ・カヒコ」と異なり、決まったしきたりがあるわけではありません。ハワイアンミュージックなどの音楽にのって踊ることができます。ギターやウクレレなどの楽器が用いられることもあります。

髪飾りの「ココ」は、右か左につけるのですが、右と左で意味が違うのをご存じでしょうか。右は未婚者、左は既婚者と区別されています。そのため、真ん中につける人はいません。また、未婚者でも、心に決めた人や婚約者がいるようなときは、左側につけます。既婚者でも、他にいい人がいないか募集中の場合は、右側につけます。このように、身につける場所で募集中・そうでないというのを伝えているのです。

まさに、フラダンスが言葉でなく、踊りで気持ちを伝えるというものですが、髪飾りでも、募集中かそうでないかを示すという、言葉ではない意思表示になっていることが分かります。

「ココ」はハワイ旅行でも

フラダンスレッスンで髪飾りを身につけて踊るときや発表会などでレイを作るときなど、意味が分かれば、さらに楽しくなるのではないでしょうか。日本でも自分でレイ作りをする人も多くなっています。

また、本場のフラダンスを見に行きたいとハワイ旅行に行った際は、ぜひ本物のハワイの花を使用して髪飾りをつけてみてはいかがでしょうか。

ハワイでは、レイを作る体験やカクテルなどの飲み物にハワイの花がついている場合があり、簡単にハワイの花を手に入れることができるからです。こうして手に入れた花を髪飾りにしている人も多いですよ。身につけるときは、左右を意識できますし、すれ違う人の身につけている場所を確認するのも楽しいかもしれません。

フラダンスのレッスンはもとより、それだけでなく、旅行などの日常にもぜひハワイの花を感じてみてはいかがでしょうか。

タヒチアンダンスに必要な「ヒップベルト」の作り方

タヒチアンダンスは、フラダンスに比べて、より腰を激しく振る踊りで、大迫力です。タヒチアンダンスで身につける衣装は、フラダンスの衣装とは異なります。そのひとつが、腰に巻くいわゆる「ヒップベルト」です。しかし、市販のヒップベルトは高価で手が出しづらい場合もあるかもしれません。そんな方のために、今回は「ヒップベルト」の作り方をお伝えします。

ヒップベルトってどういうもの?

ヒップベルトは、タヒチアンダンスを踊るときに腰に巻くものです。腰を激しく振るタヒチアンダンスにとって、ヒップベルトを身につけるだけで、振りが大きく見えて、踊りに迫力が出せるのも大きなポイントです。ぜひ身につけて踊りたいですよね。

そんなヒップベルトは、スカート部分の上に身につけるものです。腰に巻き付ける形になっています。素材は、葉や羽、花などです。羽など動きがあるものは、ダンスできれいな広がりを見せることができます。反対に、花などは広がりませんが、ベルトのように見えるため、シンプルな美しさがあります。

どの材料を使ってヒップベルトを作るかについては、まず、「どこで着用するのか」「どういったものが必要なのか」を吟味してから、材料をそろえるようにするのがおすすめです。

用意するもの

ヒップベルトを作るにあたり、用意するものは、ベルト部分にあたるものです。こちらは、ヒップベルトがその名前のとおり、お腹に巻くのではなく、お腹よりも少し下の腰部分で着用するため、通常のベルトよりも長めのものを用意しましょう。次に飾りとなるモレや羽などを用意しましょう。色とりどりです。

そのほかには、腰部分をとめる太めのマジックテープ、飾りをベルトに接着するグルーガン、モレなど飾りを束ねる結束バンドを用意しましょう。その他、必要に応じて飾り部分になるものを用意していきます。

ヒップベルトの作り方

ヒップベルトの作り方

それでは、ヒップベルトを作っていきましょう。まず、ベルトの部分にあたるところを必要に応じて布で覆います。ベルトの色が合わないときなどは布で覆ってしまえば、好きな色や模様にできます。そのままベルトの色で問題がない場合は、特に布で覆う必要はないでしょう。

次に、ベルトの両端にマジックテープを縫い付けます。タヒチアンダンスは、腰の動きが激しいため、そのまま貼っただけではマジックテープの耐久性がよくなく、使っているうちに外れてしまうおそれがあります。そのため、ミシンなどで縫い付けてしまうことがおすすめです。輪にするので、マジックテープを縫い付ける位置について、表と裏を間違えないようするのがポイントになります。また、腰で着用するため、マジックテープを縫い付ける位置を探すとき、注意しましょう。

次に飾りとなる材料を加工していきます。モレやアンダリアなどをだいたい200本15センチメートルの束を作っていきます。ベルトに接着する飾りとしてどれだけ使用するかによって、どのくらい必要なのかは変わってきます。束は、結束バンドを用いると便利です。くるっと巻いてねじるだけです。この束に羽をプラスしてもいいでしょう。そのまま、ベルトへじかに羽を接着する方法もあります。

そして、ついにベルトに飾りを接着していくのですが、いきなり接着せずに、「一度並べてみる」「仮置きしてみる」などしてヒップベルトのデザイン全体を眺めるようにすると失敗が防止できます。なぜなら、接着してからそれを取るにはなかなか難しいからです。

デザインの検討が終わり、最終的に落ち着いたら、飾りをベルトに接着していきます。接着は、グルーガンを用いると取れにくいのでおすすめです。グルーガンは、100円ショップでも手に入れることができます。樹脂を一時的に熱で溶かして、冷え固まるのを利用して接着効果を得るものです。そのため、通常の接着剤に比べて激しく動いても取れにくいことが期待できるでしょう。

きれいに接着し、その他の飾りなどもつけていきます。最後に一番上の部分に、ぐるっと羽をつけていきます。ふわふわな感じがタヒチアンダンスによって、さわさわ揺れるのが魅力的です。

飾りをベルトに取り付けたグルーガンの接着が乾いたら完成です。きれいに広がっているかどうか鏡で確認してみましょう。物足りない場合は、飾りを足してみてもいいでしょう。ヒップベルトの付け方は、おへその下あたりの腰部分に着用します。ちょうどパレオやモレの上部分に被るようにするのがポイントです。

オリジナルなヒップベルトでタヒチアンダンスを楽しんで

タヒチアンダンスは、腰を激しく振るのが基本の踊りになっていますので、ヒップベルトをつけて踊ると、美しくタヒチアンダンスを見ている人に見せることができます。また、ヒップベルトをつければより本格的な衣装で踊ることができるため、自分もより楽しく踊ることができるのではないでしょうか。市販品を購入すれば2万円ほどかかってしまいますが、自分で作れば、材料費だけですみます。道具も100円ショップなどで手に入れることができますので、ぜひ自分でヒップベルトを作ってみてはいかがでしょうか。

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