コラム

ハワイの伝統的な踊りであるフラダンスは、裸足で踊るのが基本です。これは、神や精霊のエネルギーを大地から直接感じることができるようにするためとされています。
しかし、常夏の国ハワイなら一年中裸足で踊っていても寒さを感じることはないかもしれませんが、日本の真冬に裸足でいることは辛いですよね。では、フラダンスのレッスンの際はどうしたらよいのでしょうか?ダンスシューズを履くことはあるのでしょうか?

基本的には裸足

フラダンスは基本的には裸足で踊ります。真冬の外のステージで踊る場合でも靴は履きません。そのため、レッスンの時も裸足で練習することになります。
とはいえ…フラダンス教室の床は冷たいフローリングのことも多く、冬の寒い日には辛いですね。また、ダンス専用の部屋ではない場所で練習することもあるでしょう。「足が冷えてしまってレッスンどころではない」「床の素材が冷たすぎて踊っているのに体が冷えてしまう」というような場合は、フラダンス用のシューズがオススメできます。寒さ対策としてシューズの着用を検討する場合には、お教室の先生に一言相談してみましょう。
フラダンスは、伝統的な理由以外にも、足の動きや重心の移動をスムーズに行わなければならないので裸足が適しています。足の動きがきちんとできないと、腰の位置や動きもおかしくなってしまうからです。また、シューズを着用している場合、シューズが自分の足に合っていないと動きの最中に足がずれてしまい正しく力が入らなくなってしまいます。シューズは、素足で踊る感覚に近く、足に馴染みやすい窮屈すぎないものがよいでしょう。

温かい靴下は?スニーカーは?

足が冷えてしまうという場合は、レッグウォーマーをすることもよいでしょう。しかし、靴下のようにつま先まで足全部が覆われてしまうとツルツルと滑ってしまうのでフラダンスには適しません。足首を温める程度に着用しましょう。
スポーツ用のスニーカーなどは、滑らず動きやすくていいのでは?と思うかもしれませんが、こちらもフラダンスには不向きです。他のスポーツではよい効果が発揮できるかもしれませんが、底が硬くて厚いスニーカーや上履きのような靴では、床を感じることができません。足の裏が柔軟に動かせるものでなければなりません。
フラダンス用のシューズは、フラダンス用品店やインターネットなどで購入することができます。自分の足にきちんとあっているかどうかは、試着してみるのが一番でしょう。インターネットでの購入は誰でも手軽にできますが、素材やサイズ感はなかなかわかりにくいかもしれませんね。フラダンス用品店やフラダンスのイベントなどにいった際に実際に履いてみて最適な一足を探してみましょう。
他には、バレエシューズがあります。こちらもバレエ用品店やインターネットなどで購入することができます。フラダンスシューズと大きな違いはありませんが、バレエシューズは、素材が様々だったりつま先の形にもメーカーによって違いがあります。つま先の細いものやシューズの裏がかためのものもあるので、試着して指が自由に動かせるか、床を感じることが出来るか、自分の足にあっているかを確認してみましょう。

フラダンスシューズを選ぶポイント

フラダンスシューズを選ぶポイント

サイズ

バレエシューズやフラダンスシューズは、普段履いている靴とははき心地が違ってきます。シューズの中で足が動かないようにぴったりしたサイズのものを選びましょう。
インターネットなどで試着しないで購入する場合は、サイズの表記をよく確認する必要があります。
「普段の靴のサイズ+1cmぐらいがよい」などと書かれていることがあるので参考にしてください。また、同じサイズでも幅が広めのタイプや細めのタイプなどに分かれている場合もあります。サイズがあっていてもつま先が細すぎて指が丸まってしまうものは避けましょう。

素材

足の冷えを防ぐためには、ある程度の厚みがあってふわふわしているものがいいかもしれませんが、フラダンスを踊るためには、正しくステップが出来るかどうかで判断する必要があります。シューズの裏が靴下のように滑りやすいものは避けましょう。ソールの部分は、革や布、ポリウレタンなど素材は様々ですが、どの素材のものがよいかは教室の床にも関係するでしょう。普段練習する教室の床はフローリングなのか、もっとつるつるしている床なのかによって相性のよい素材のシューズを選びましょう。滑りすぎても危ないですが、ブレーキがかかってしまうようではスムーズに踊れませんね。

まずは先生に相談してみましょう

寒さや足の冷えで困っている場合は、フラダンス用のシューズを検討してみましょう。
フラダンスシューズなら、足の裏の感覚や動きを妨げることなくレッスンすることができますよ。しかし、お教室の方針などもありますから、購入する前に「足が冷たくて…」ということを先生に相談してみるとよいですね。他に何か対策があるかもしれませんしシューズの選び方などもアドバイスしていただけるはずです。真冬の寒い日でも楽しくレッスンできるといいですね。

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