フラの衣装といえば、華やかなフラワーレイを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ステージ用のフラワーレイはフラの専門店などで購入することができますが、自分たちで手作りをする方も多くいます。
この記事では、クイで生花のフラワーレイを作る方法をご紹介していきます。

フラの衣装に欠かせないフラワーレイ

フラワーレイは、フラダンサーの衣装に欠かせない装飾です。色とりどりの美しい花を使用して作るフラワーレイは、フラダンサーの首元を華やかに飾り立ててくれます。

ハワイでは、各島々によってそれぞれの土地を象徴する花があり、島の大切な儀式の際はその花を使用したレイを身につけるそうです。ハワイ島では「オヒアレフア」、オアフ島は「イリマ」、モロカイ島は「ククイ」、マウイ島は「ロケラニ」の花が使われています。
ハワイの花と聞くと、日本では「プルメリア」や「ハイビスカス」のイメージが強いですが、実際にはその他にも数多くの種類があるのです。

また、フラワーレイは花の種類や製作方法によっても呼び名や意味が変わります。そのため、フラダンサーがフラワーレイを身につける際は、シーンに合わせて使用することが大切です。

クイってどんなもの?

クイは、ハワイ語で「針、糸を通す」などといった意味があります。その名の通り、針と糸を使用してレイを作る技法です。クイで作る技法の中にもいくつか種類があり、花を同じ向きに繋げる「クイ ポロレイ」、花の向きを回転させながら繋げる「クイ ポエポエ」、花びらを平たく繋いでいく「クイラウ」の3種類が代表的な作り方です。

「クイ ポロレイ」はシングルレイ、「クイ ポエポエ」はダブルレイとも呼ばれています。シングルレイは太さがない分、他のレイと重ね付けをする際にぴったりです。ダブルレイは花の正面が内側・外側の両方を向くようになっているので、華やかさやボリューム感を出すことができます。クイの種類によっても花の印象は全く異なるため、手作りをする際は衣装や曲のイメージに合わせて選ぶといいでしょう。

クイで使用する針は、レイニードルという専用の針を使うのが一般的です。
レイニードルの長さは20〜36センチほどと、手芸などで使用する針よりも長いことが特徴。針先の反対側はかぎ穴やフックになっており、そこに糸を通して使用します。糸はステッチ用などの太いサイズが使いやすいでしょう。

使用する花やステージで着る衣装に合わせてクイの作り方を変えれば、色々なパターンのフラワーレイを楽しめますよ。

フラワーレイの作り方

裁縫道具

ここからは、クイで作るフラワーレイの作り方をご紹介していきます。今回は、デンファレの花を使用してシングルレイ(クイ ポロレイ)を作っていきます。デンファレの花は日本でも馴染みのある花なので、見かけたことがある方も多いでしょう。花の色は、紫色やピンク色、白色などがあり、トロピカルで可愛らしい見た目が特徴です。
それでは、作り方を見ていきましょう。

準備するもの

・デンファレ(目安は25本〜30本ほど)
・レイニードル
・ステッチ用などの太めの糸
・ハサミ

※デンファレの下準備を短縮したい場合は、茎がついていないカットフラワーを選ぶのがおすすめです。ネット通販で購入することができるので、興味のある方は調べてみてくださいね。

作り方

1.まずは下準備として、茎から花を取り、花についている花粉部分を取っていきましょう。その後、針に糸を通して玉結びにします。玉結びにする際に、余った茎を切って糸の端に巻きつけると、糸が抜けるのを防げます。

2.下準備が終わったら、花の正面から真っ直ぐに針を通していきます。花が同じ方向を向くように気を付けながら、一つずつ花を通していきましょう。

3.全て通し終わったら、花の間に隙間ができないようにギュッと詰めていきます。

4.糸を結び合わせて完成です。

レイの結び目は、糸を結び合わせる方法以外にも、リボンで留めて長さを調節できるようにしてもいいでしょう。また、他の種類の花や葉などを混ぜて作っても可愛らしく仕上がりますよ。自分の好みに合わせて、ぜひ色々なアレンジを楽しんでみてください。

心を込めてレイを手作りしよう!

ハワイでは、フラダンサーが身につけるレイには「マナ」が宿ると信じられています。マナは「神聖な力」「奇跡」「魂」などの意味を含んでおり、あらゆるものにそのパワーが宿るといわれています。そのため、植物で作られたレイはただの装飾としての役割だけではなく、ハワイの文化に関わるさまざまな思いが込められているのです。

フラワーレイを作る際は、このようなハワイの文化も大切にしながら、ぜひ心を込めて作ってみてください。自分で作り上げたレイには愛着もわきますし、思いを込めたレイを身につけることで、よりステージを楽しむことができるでしょう。

クイでレイを作る方法はそこまで難しいものではないので、フラ初心者の方も手作りレイに挑戦してみてくださいね。